コッポラ・ワインを代表するダイヤモンド・コレクション　香り豊かで滑らかなピノ・ノワール

このワインについて

ダイヤモンド・コレクションはカリフォルニアの沿岸部の畑、或いは内陸部の渓谷にある畑で収穫される完熟したリッチでフルーティなブドウから造られています。的確な醸造と熟成の技術で品種の個性を十分に表現した複雑味のある高品質なワインです。 このピノ･ノワールのブドウは、早朝に収穫･破砕、その後48時間コールドソークされます。このテクニックは、より一層深い色とアロマを引き出します。発酵中一日に数回パンチダウンされ十分なフレーヴァーと丁度良いタンニンが抽出されます。その後ワインはフレンチオーク樽で9か月熟成されます。

2015年はぶどうの成熟が早いヴィンテージとなりました。雨の少ない乾燥した状況が自然と収量を減少させ、結果的にアロマティックなピノ・ノワールとなり、クリーンでフレッシュな印象で、生き生きとしてバランスの取れたワインとなりました。タンニンは滑らかでワインに上手く溶け込んでいます。最初に赤い果実やサクランボのフレッシュ感を感じ、森林の土壌の心地よい香りやオーク樽から来る香ばしいバニラのアロマがワインに溶け込み、長い後味へと続きます。

生産者について

映画監督のフランシス・フォード・コッポラは 1975年にナパ・ヴァレーの歴史あるニーバム・エステートの一部を購入して以来、カリフォルニアワインの歴史に敬意を払いながら高品質なワイン造りを続けてきました。ワイン造りは数世代続くコッポラ家の生活の一部で、フランシスの祖父アゴスティーノはニューヨークの自宅の地下で自家製のコンクリート発酵槽を使って日常消費用ワインを造っていました。

現在フランシスが造っているワインはその頃のワインとは異なりますが、スピリットは同じです。2006年、彼はソノマ･カウンティに新しいワイナリーを購入しました。5年の年月をかけてリノベーションを終了し、2010年10月、新生「フランシス・フォード・コッポラ・ワイナリー」が完成しました。フランシスが「ワイン・ワンダーランド」と呼んだワイナリーは、子供からお年寄りまであらゆる年齢層の人々が一日満喫できるリゾートとして、沢山の楽しみで溢れています。ワイン、食事、音楽、ダンス、ゲーム、スイミング、舞台、と人生の喜びが詰まったワンダーランドです。また、1975年当初から、畑で働く人の健康や自然環境に対する意識の高かったコッポラ監督は、2007年のFish Friendly　Farming Vineyardの認証に始まり、2012年にはカリフォルニア州持続可能型ワイン生産同盟の認証を受けました。これらの活動が評価され、2017年4月に「持続可能型ワイン生産リーダーシップ・グリーン・メダル」を受賞しました。

2017年、アカデミー賞のオフィシャル・ワイナリーにも選ばれ、2017−2019年のアカデミー賞関連のイベントでコッポラのワインが振る舞われることになりました。