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商品番号 W-CA15052925
価格3,795円(本体価格:3,450円)
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ワイン造りを志して日本を飛び出し、海外で活躍する日本人が増えてきました!
例えばブルゴーニュで活躍する 仲田晃司さん は、若き日に単身フランスへ渡り修行を重ね、その後は「天・地・人」ラベルですっかりお馴染み、ルー・デュモンを設立するまでに成功した一人。
他にも世界各地で、日本人の名をラベルに記したワインが既にいくつか生産されており、熱い大和魂を持った醸造家が世界の舌を唸らせております!
ところで、 生産者として海外で初めて成功した日本人 をご存知でしょうか。
その名を 長澤鼎(かなえ)さん という方で、カリフォルニア・ソノマで秀逸なワインを生産、 かなりの名声を得た偉大な人物 なのですが、ワインラヴァーでもこの人の名を聞いた事がある方は少ないと思います。
というのも実は… 長澤さんって、江戸時代の侍!!
今回ご案内するのは、 「日本人のサムライがカリフォルニアでワインを生産し、100年近く前に大成功を収めていた」 という、ウソみたいな本当の話に深く関係するワインなのです!
こんな驚くべき話にも関わらず、私たち日本人にあまり知られていないのは不思議な事ですよね。
幕末の薩摩藩 より、密かにイギリスへの留学生として抜擢された長澤鼎は、その後帰国する事なく アメリカ・カリフォルニア州 へと渡り、現地でワイナリーを設立しました。
ところがその後が試練の始まり、フィロキセラに禁酒法、挙句の果てには日本人への差別など、ワイン侍には多くの困難が待ち受けていたのです。
しかしそこはさすがサムライ、こうした苦難に挫ける事なく、彼は自身の造るワインの品質を着実に高めていき、アメリカ国内のコンクールで入賞するなどの評価を獲得。
ついには カリフォルニア州10大ワイナリーの1つ に数えられる事となり…
●「Grape King」!!(ブドウ王)
とまで呼ばれるほどに!
さらにアメリカ産ワインは、当時のヨーロッパでは見向きもされていなかった時代でしたが、そんな状況の中で 初めてイギリス市場に輸出される事となった、名誉ある1本を造ったのも長澤鼎だったのです!
カリフォルニアのワイン産業に大きな功績を残したワイン侍。
しかし彼の死後、対日感情激化により ワイナリーの全てが没収 され、その功績は歴史の波の中へ消えかける事となってしまうのです。
戦後しばらくすると、改めて長澤鼎の偉業が評価される事となり、ソノマのサンタローザ市が敬意を込めて、ワイナリー跡地を 「Nagasawa Commmunity Park」 として整備、住民の憩いの場として親しまれるように。
そしてソノマのワイナリー 「パラダイス・リッジ」 のオーナーが、こうした歴史に感銘を受けて長澤が所有した畑の一部を継承、 偉大なワイン侍の名を冠した、特別な白ワイン を毎年少量生産しているのですが…
そのワインこそ、 今回ご紹介する1本!
名前はズバリ 「カナエ・ザ・グレープ・キング」、 ワイン侍・長澤鼎へのリスペクトがたっぷり込められた白ワインです。
かつてワイン侍が自身の手で作業したであろう、ロシアン・リヴァー・ヴァレーにある由緒ある畑で育った、 サムライ魂の宿るシャルドネ が100%使用されています。
2015年は、 長澤鼎が日本を旅立ってから150周年 となる節目であり、それに合わせてラベルもリニューアル、晩年の彼の写真が印象的なデザインとなりました。
動乱の時代に海を渡り、多くの困難を乗り越えワイン産業に貢献した、偉大なワイン侍を称える為に造られたシャルドネ、 ワインラヴァーとして、また日本人として、ぜひ1度飲んでおきたいワインです!