タスマニアの冷涼な気候から生まれる、上級のピノ・ノワール
ワイン・コンパリソン（ジェームズ・ハリディ）95点

このワインについて

タスマニア州コールリヴァー・ヴァレー地区の冷涼な海洋性気候が生み出すピノ・ノワールは純度が高く、力強い果実味と美しいアロマが特徴です。収穫量を少なく、房も小さくすることで香りの凝縮にこだわっています。ブドウは全て手摘みで収穫され、房ごとプレスし、フレンチオーク（約3分の1は新樽）で約10ヵ月間低温（9℃）熟成しています。

深紅色が淵を彩る、鮮やかなルビー色とブルーベリーやスギ、中国のスパイスを感じさせる贅沢な香りが魅力的。上質で柔らかなタンニンとしっかりとした果実の芯の触感が層を成し、とても存在感のある味わいです。

生産者について

コールリヴァー・ヴァレーは、タスマニアの南東ホバードから車で約20分の場所に位置し、オーストラリアで最も冷涼な気候のエリアです。1988年、この地の農夫のCasimatyファミリーがオーストラリアのワインビジネスの草分けとして先端をいくGarry CrittendenとTony Jordanの二人に協力し、シャルドネとピノノワールを植え、その畑は「トルパドル」と呼ばれました。この名前の由来は1834年に英国のトルパドルという村の名前からきています。

北東向きの緩やかな斜面、砂岩を薄くケイ土が覆った土壌、適度な樹の成長力が、バランスの良い樹が育つことを保証しています。また、2006年にタスマニアンヴィンヤードオブザイヤーを受賞したことはこの土地固有の際立ったパフォーマンスを証明しています。

現在のオーナーであるマーティン・ショー、マスターオブワインのマイケル・ヒル・スミス、マシュー・ヒル・スミスのもと、この土地を表現するという確固としたコミットメントが、この土地がシャルドネとピノノワールにとってオーストラリアの最も偉大な畑の一つになると考えられています。