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2002ヴィンテージ、ワイン・アドヴォケート 88点 このワインについて 「今日のラ・ミッションは格付けされていないだけで、実質はあらゆる面でメドック第一級に匹敵する価値を持っている」「最大のライバル、オー・ブリオンよりもリッチさ、パワフルさでははるかに上をいく」など最大級の評価を得ているシャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン。また、ロンドンに本社を置く高級ワインの一大取引所「Liv−ex」が発表した、現在の取引価格に基づいたボルドー左岸シャトーの格付けでは、5大シャトー以外で唯一、第一級ランクに選ばれています。 道1本挟んでシャトー・オー・ブリオンと向かい合うラ・ミッション・オー・ブリオンは、どうしてもオー・ブリオンと比較されがちです。しかも、元々それぞれの畑は区画ごとで両シャトーで交錯しており、それぞれの畑が沿うように広がっています。 「優美なオー・ブリオン、豪快なラ・ミッション」と言われますが、これは株の密植具合も一つの要因と言われ、ラ・ミッションの株密度はヘクタール当たり約1万本で、オー・ブリオンの約8000本に比べて多く、これにより凝縮度が高くなっていると言われています。 土壌に関してはラ・ミッションの方が若干粘土質が多く、醸造タンクはオー・ブリオンより少し小さめ。このことにより抽出を軽く、力強しっかりとした個性を活かしつつ、タンニンを丸くする醸造法を行っています。 そうして造られたラ・ミッション・オー・ブリオンは30年〜50年も熟成可能で、飲み頃までに十分な忍耐が必要となる事から、「ワイン通のためのワイン」とも言われています。 生産者について ディロン家が所有する1級シャトーオー・ブリオンから分離、独立したシャトーのひとつであるラ・トゥール・オー・ブリオン。1983年、シャトー・オー・ブリオンのオーナーであるクラレンス・ディロン社がウォルトナー家からオー・ブリオンとつく3シャトーを買収します。現在はシャトー・オー・ブリオンと同じく、ディロン一族であるルクセンブルク大公国ロベール殿下が最高責任者としてシャトーの経営にあたっています。pick up
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ディロン家が所有する、五大シャトーに選ばれた「シャトー・オー・ブリオン」その周辺にはオー・ブリオンの名前を冠する、シャトーが3つ存在していました。
●ラ・ミッション・オー・ブリオン
●ラヴィル・オー・ブリオン
●シャトー・ラ・トゥール・オー・ブリオン
過去、この3つのシャトーはウォルトナー家が所有しており、ディロン家とは良いライバル関係にありましたが、1983年、ディロン家が統合する事に。
3つのシャトーはディロン家所有となりましたが、それぞれのシャトーが築きあげた歴史も大事にしたいと考え、独立して存続し続けました。
しかし、2005年にラ・ミッション・オー・ブリオンのセカンドワインとラ・トゥール・オー・ブリオンが統合されたため、ラ・トゥール・オー・ブリオンは消滅、2006年以降生産されていません。
このラ・トゥール・オー・ブリオンは他の3つのオー・ブリオンとは異なり、 年によってブレンド比率を変えるなど、独自の個性を与えています。
黒っぽい紫色の非常にタニックなプレスワインを多く加えた事でゆっくりと熟成。その結果、スケールが大きく、タニックで色の濃い、グリップのあるワインとなっています。