サン・ジュリアンで 最もお買い得な銘柄 かもしれません！


今回ご案内する シャトー・グロリア は、150年以上前から格付けのあるメドック地区において、1942年に設立されたばかりというまだまだ若いシャトー。


他の地域ならまだしも、メドック地区の村名アペラシオン内で新興シャトーが産まれ、さらに大成功を収めているなんて、かなり例外的な話と言えるでしょう。


このシャトー・グロリアが、躍進した何よりのきっかけは…



●周囲の名門シャトーより、畑を譲ってもらった事！



グロリアに畑を譲渡したシャトーの名を挙げれば、どれも格付け2級から3級にランクされている、以下のような錚々たる顔ぶれです！



●シャトー・グリュオー・ラローズ（第2級）

●シャトー・レオヴィル・バルトン（第2級）

●シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ（第2級）

●シャトー・レオヴィル・ポワフェレ（第2級）

●シャトー・デュクリュ・ボーカイユ（第2級）

●シャトー・ラグランジュ（第3級）



しかしこれらの格付けシャトーにとって、命とも言えるはずの重要な畑を、 なぜ次々に気前よく譲ってくれたのでしょうか…。


実はシャトー・グロリアの創始者 アンリ・マルタン氏 は、地元サン・ジュリアンのみならず、ボルドーワイン界の名士として知られる人物。


自身はシャトー・グリュオー・ラローズにおいて醸造に携わり、第1級シャトー・ラトゥールではマネージャーに就任するなど、大いに活躍し人望を集めていました。



シャトー・グロリアは、アンリ・マルタン氏の多大な功績があったからこそ、多くの名門シャトーが大事な畑を割譲してくれたわけで、もちろんこんなケースは 他では考えられない特例！


栽培面積全体でも920haしかない、ただでさえ小さなサン・ジュリアンという地域で、シャトー・グロリアは現在50haもの畑を所有、しかもそのほとんどが格付けシャトー由来という事を考えると、まさしく…



●奇跡的に誕生したシャトー！



と言って過言では無いでしょう！


そして何より人気な理由は、その コストパフォーマンスの高さ にあります。


お馴染みパーカー氏も著書の中で、創始者アンリ・マルタン氏をメドックの伝説的な人物の一人と称えており、そのワイン造りについては、



「まろやかな、気前のよい、非常に葡萄の完熟感のあるワインで、すばらしい西洋杉のような、スパイシーな、大げさと言ってもよいほどのブーケがあった。」



と語り、彼が亡くなった後のシャトー・グロリアにも、そのスタイルが維持されている事に触れており、その他のコメントでも…



「すばらしく生き生きとした、おいしいワインで、実際の品質よりはるかに安い価格で販売され続けている。」

「グロリアのワインは、果実味が主導権を握っており、しなやかで、常に健全につくられており、いつも信頼がおける。格付けシャトーではないため価格は以前としてリーズナブルだが、ヴィンテージによっては四級や五級に匹敵する品質のものとなる。」

「ほとんどのサン・ジュリアンよりもはるかに安いため、メドック全体とは言えなくても、 このアペラシオンにおいては最良のお買い得品の1つ となっている！」



こうした評価のように、 場合によっては周囲の格付けシャトーと比べてみても、半分以下の価格で買えるにも関わらず相当に高いクオリティを備えている という、ボルドー好きにとってはたまらなく嬉しいシャトー・グロリア！


実際に多くの愛好家からも、その品質には厚い信頼が寄せられています！



サン・ジュリアンでも屈指のコスパを誇る、シャトー・グロリア！

格付けシャトーに匹敵する、とまで言われる高いクオリティ！

ボルドー屈指の高級産地にありながら、内容から考えた価格はかなりリーズナブルと言えるでしょう！