右岸の銘醸地サンテミリオンにて、グラン・クリュに格付けされる シャトー・フェラン・ラルティグ。


その規模は小さい上に、日本では目立って取り上げられた事もなくあまり知られていませんが、知る人ぞ知る優良シャトーです。


1983年に設立された比較的新しいシャトーで、現在は「ヴィティス・ヴィンテージ」グループが所有しており、シャトー・グラン・ラルティグなどの兄弟分でもあります。



このシャトーの評価を高めたのが、天才醸造家として知られる ステファン・ドゥルノンクール 氏。


シャトー・パヴィ・マッカンやラ・モンドット、カノン・ラ・ガフリエールなど、サンテミリオンの名だたるシャトーで活躍し、 サンテミリオンにおけるスペシャリスト と言うべき人物です。


近年は自身が運営するドメーヌも評判ですが、彼が醸造に参画した2003年より、独自に編み出した醸造法も駆使するなど枠に囚われないその手腕によって、シャトー・フェラン・ラルティグの品質は大きく向上しました。



このフェラン・ラルティグより、ここでご案内させて頂くのは…



●ボルドーの大当たりヴィンテージ2005年！



前述の通り小規模なシャトーで畑は6haほどしかなく、 生産量は年間約8000本だけ という貴重なボルドーワイン。


そもそもこの銘柄自体があまり出回っていませんが、さらに2005年という偉大なヴィンテージともなれば、 日本での入手は非常に困難 です。


ロバート・パーカー氏も著書の中で、



「フェラン・ラルティグは食欲をそそられるニューウェーブのサン・テミリオンであり、消費者が関心を持つ価値がある」



とコメントしており、無名で小規模ながらも、その存在には一目置くべきところがあるシャトーと言えるでしょう。


こういった希少価値が高いワインでありながらも、同年で他のサンテミリオン・グラン・クリュの銘柄と比べて、今回は かなり控えめとなるお値段 でのご案内となっているのもポイントです！