ご存じ、メドック格付け3級のシャトー。

18世紀に、当時カロンセギュールとともにラトゥールやラフィットを所有していた二コラ・アレクサンドル・セギュール候が言った一言「われラフィットをつくりしが、わが心カロンにあり。」という言葉はあまりにも有名ですね。

セギュール候は所有する畑の広さから、ブドウ畑のプリンスと言われていました。 そんな、カロンセギュールの畑への愛から、象徴的なハートのラベルが誕生したと言われています。

シャトーを構えるサンテステフの土壌は、砂礫と鉄分の多い石灰質土壌です。 ジロンド川の左岸に位置し、砂利で覆われ水はけのよい銘醸地として、昔から知られていました。

カロンセギュールが追い求めるのは、長年愛されてきたボルドーのクラシックスタイルです。豊かで凝縮感のあるタンニンが生まれると同時に、シャトーは格付けシャトーの中で最も北の冷涼な場所に位置しているので、繊細な酸を持ったブドウが作られるのも特徴の一つです。

カシスやプラムなどの果実の香りやナッツ、バニラ、シナモンやクローヴなどのスパイス感が混ざり合う複雑なアロマが広がります。味わいとしては、濃く甘いタンニンが凝縮した果実味と共に口中に広がる、圧倒的な存在感を味わえます。豊かな酸味が、どっしりしたパワフルな味わいにフレッシュさとエレガントさを与えています。

2014年VTは、パーカーポイント92点と高評価！

長い熟成を経て花開く、ボルドーの伝統を忠実に守った堅実な造りの赤ワインです。