クリュ・ブルジョワの中でも最高峰に位置し、 時には格付けシャトーの地位をも脅かす実力を持つ 、シャトー・シトラン。


かつて日本企業が所有していたためか、現在でもセカンドを含めて、多くのワインが日本に輸入されてきています。見たことのある方も多いのではないでしょうか？


このファースト・ラベルの他にもセカンドのムーラン・ド・シトランや、最近ではコンビニでも、デイリーボルドークラスのシトランを見かけてびっくりしました。


そんなシャトー・シトランですが、意外と名声を得たのは最近。1945年当時のオーナーにより着々と品質の向上を図り、1987年に前述の日本企業が買収して資本投下。飛躍的に品質向上を図ります。


1997年に日本企業は手放しますが、そのあとは格付二級の筆頭格シャトー・グリュオ・ラローズなど、数々の高級シャトーを擁するタイヤン・グループの傘下に。爆発的に評価を高め、今に至ります。


日本にも浅からぬ縁を持つ、シャトー・シトランのスタイルを一言で表すなら・・・


●モダンとクラシックの融合！


10年近くの熟成が必要としながらも、飲み頃を迎えたワインは、果実の濃密なアロマやエレガントな酸を持つ、モダンで魅惑的な味わい。


いわゆるクラシックなワインのように数十年待たないと開かない、なんてこともなく、すぐ飲めるモダンなボルドーほど軽すぎることもない、 絶妙なバランス！


そして今回ご紹介するのが10年以上熟成した2005年ヴィンテージ。そう・・・


●言わずと知れたグレートヴィンテージ！


特にボルドーでは、ブドウが見事に完熟した偉大な年として知られています。長期熟成に向いたワインが造られ、五大シャトーなどはまだまだ飲み頃を迎えていないでしょう。


そんな偉大な年のパワーはこのシトランにもプラスに働き、 13世紀にまで遡るシャトーの歴史でも金字塔となるワイン を生み出します。


この2005年のシャトー・シトランをロバート・パーカー氏は・・・


●1982年以来最高の年と絶賛！


1982年と言えば、品質の向上が図られ、日本企業が買収する直前のこと。ボルドー大当たり年としても有名です。そしてこれ以降、シャトーとして成功を収めるのは歴史が証明しています。


つまり2005年は 現代のシャトー・シトランの評価を揺るがぬものにした 、と言っても過言ではない記念年！


長期熟成に向いた年に造られているため、いつもよりちょっと長い15年経った今に飲み頃を迎えています！


1982年以来最高と謳われる、シャトー・シトランのグレートヴィンテージ2005年産！

クリュ・ブルジョワ最高峰の飲み頃をご堪能下さい！