「格付けシャトーでもブルジョワシャトーでもなく、ソシアンド・マレである」このあまりにも格好いい言葉にふさわしく、世界的な一大銘醸地ボルドーにおいて孤高の存在、シャトー・ソシアンド・マレ。

格付にして3級以上の実力を持つ、とされるソシアンド・マレの栄光の影にはいつもジャン・ゴトロー氏の存在がありました。1969年に荒廃していたシャトーを立て直し、復活に尽力した人物です。

惜しくも2019年に92歳でこの世を去りましたが、今回ご紹介するのはこの功労者の名前を冠したスペシャル・キュヴェのバック・ヴィンテージ2002年。ファーストヴィンテージは1995年で、バレルテイスティングはジャン・ゴトロー氏が担当していました。つまりこれからこのワインはどうなるかわかりません。リリースされるのか、名前を変えるのか。

そして上級キュヴェという位置づけではなく、あくまでもゴトロー氏のプライベート用のため、そもそも手に入りにくい通常のソシアンド・マレ以上に希少。通常よりも長命なワインと言われています。

今回入荷した2002年は、2021年現在、実はまだ熟成のピークを迎えていません。しかし年々流通在庫が少なくなり、より希少なワインとなっていくであろうキュヴェ・ジャン・ゴトロー。数年後には飲み頃を迎えていることでしょうが、そのころに手に入るかはわかりませんから、お持ちの方はセラーに入れておくことをおすすめします。

孤高のシャトー・ソシアンド・マレの功労者ジャン・ゴトロー氏の名を冠したスペシャル・キュヴェ！ぜひコレクションにお加えください！