ボルドーを飲んでいると、たまにこの表記を見かけることがあると思います。
クリュ・ブルジョワ


設立当時の立ち位置を簡単に説明すると、格付から漏れてしまったシャトーの中で、品質が高いものにつけた「格付」でした。


非公式「格付」ではありますが、1932年に444シャトーが選ばれています。その後、紆余曲折を経て2003年に公式格付へ。


しかし様々な問題が噴出し、2007年にその格付が無効に。2010年に「認証」制度としての再スタートを切り、2008年ヴィンテージのワインから適用となりました。


と、思いきや2020年にはふたたび「格付」制度を再開。2018年に生産したワインから適用されます。2018年ヴィンテージのボルドーはすでに市場に出回っていますから、もしかしたら出会うこともあるかもしれません。


紆余曲折を繰り返す、というややこしい制度ではありますが、 本来の目的である品質の高さの保証、 という点では個人的に機能しているかと思います。


総じてレベルが高く、シャトーによってはいい意味で価格と品質が伴っていない、掘り出しものもちらほら。そんな中でも今回入荷したのは・・・


●上級産地オー・メドック！


ボルドー左岸の中心地 オー・メドック産のクリュ・ブルジョワ なんです！それがこのシャトー・ダヴァンサン。


そしてヴィンテージは2007年。混乱を招いた制度消滅の年ですね。このワインが醸造されたときは、おそらくクリュ・ブルジョワ自体の存続が危ぶまれていた時でしょう。


正直、ブドウからしてみれば、そんなことは関係ありません。しっかりとしたワインを生み出してくれました！


当時の味わいはわかりませんが、今飲むと、よく熟した果実味と熟成ボルドーらしい干し草のようなニュアンスに果実のうまみ。 柔らかくふくよかな口当たりにしっかりとしたタンニンと酸が骨格を作る・・・


●まさに飲み頃熟成ボルドー！


2007年のボルドーは、それほどヴィンテージ評価は高くないですが、これほどしっかりしているということは、もともと造りが堅牢だったのでしょう。 ちょうど飲み頃。


加えて産地がオー・メドックということもありますし、実は50％がカベルネ・ソーヴィニヨンで、より長期熟成に向いていた、ということもあるでしょう。


そしてそんな飲み頃熟成ボルドーで最大に驚くべきところは、ここ！なんと・・・


●オー・メドック2007年市場最安級！
　1804円！ （税込）　2023年1月現在


いつものボルドーを買う感じで手に入ってしまうことです！


いままで良いボルドーって高いものと思っていた方にも、お試しでおススメしやすい価格！もちろん、熟成ボルドー好きの方にもおススメですよ！


ワンランク上産地から、飲み頃熟成クリュ・ブルジョワ！

しかも2007年オー・メドックとして市場最安級！ぜひお試しください！