2011年ヴィンテ−ジより、ブルゴーニュに コトー・ブルギニヨン という新しいアペラシオンが制定されたのをご存知でしょうか。


厳しいワイン法で守られてきた、規定がたくさんあるブルゴーニュというワイン産地に新しい風をもたらす、 革新的なアペラシオン として注目されているんです。


コトー・ブルギニヨンを名乗る為のルールは基本的にこれだけ、、、


●ブルゴーニュで収穫された指定品種のブドウで造る事！



指定品種と言っても、「定番のピノ・ノワールやシャルドネだけよ」なんて事は言われません。


ガメイやアリゴテ、ソーヴィニヨン・ブランなどをはじめ、どちらかというと影に隠れてきたブルゴーニュの「サブ品種」たちも認められています。


つまりコトー・ブルギニヨンは、 ボジョレーからシャブリまで、ある程度自由な品種で、ブルゴーニュの産地全域で造る事が可能なワイン という事！


しかもご存知の通り単一品種で造られるワインがほとんどのブルゴーニュにおいて、 品種のブレンドが自由！！ という、今までの根本を見直すかのような、画期的なシステムが導入されたんです！



これによって、コトー・ブルギニヨンではワイン造りに新たな選択の幅でき、生産者それぞれの個性を活かした、今までに無いブルゴーニュワインを造れるようになりました！


この新たな時流に乗るべく、さっそく開始の2011年ヴィンテージから、 ルイ・ジャド などのビッグ・ネームを含む様々な生産者がコトー・ブルギニヨンをリリースしています。


そして今回ご案内する エルヴェ・ケルラン も、コトー・ブルギニヨンの生産にいち早く着手した生産者の一人です！



エルヴェ・ケルランはボーヌ周辺を拠点とし、価格の高くなりがちなブルゴーニュの中で、コストパフォーマンスに優れたワイン造りを得意とする人物。


●香り、味わい、余韻の各要素がバランスのとれた状態であるワインを造る。

●畑を取り巻く自然を尊重し、テロワールを表現する。

●細部にまで注意を払って醸造を行い、丁寧にボトリングする。


といった事をモットーとしており、何より 「手頃な高級品」 と呼べるワインを造る事にこだわっている生産者なんです。



そんなエルヴェ・ケルラン、ワイン造りに自由な選択が可能となったコトー・ブルギニヨンを造るにあたって、彼の選んだブドウはなんと・・・


ヴォルネイ産のピノ・ノワール100％！！



実はこのブドウが栽培されている畑、ヴォルネイ村に位置していながらも、60年以上前になぜかグラン・オルディネールと格付けされてしまったそうなのですが、 「現代の科学的な検証があれば必ずヴォルネイを名乗れるような畑」 として、エルヴェ・ケルランが購入した土地。


つまり法律の見直しがあるならば、 安くても3000円近くするAOCヴォルネイ となるかもしれない高いポテンシャルが、このワインには秘められているんです！！


そして新しいアペラシオン、コトー・ブルギニヨン制定の際、「せっかくだから新たなワインとして世の中に出そう」と、エルヴェ・ケルランが惜しみなく採れたブドウを使ってリリースしてくれたのでした！


ボーヌのエルヴェ・ケルランさん、かなり太っ腹な生産者ですね・・・（笑）



先日、取引先主催の大規模な試飲会にお邪魔しました。ヴォーヌ・ロマネやジュヴレ・シャンベルタンといった高級ワインをはじめとして、たくさん並べられたワインは200種類以上。


その中でもかなりエルヴェ・ケルランのコトー・ブルギニヨンは大人気だったようで、終了後のアンケート結果では、 好評だった赤ワインのランキング上位5位内 に入っていたのだとか！


コトー・ブルギニヨンに限らず、ブルゴーニュ全体で比較したとしても、1,000円台で手に入る物の中では 非常にお買い得な内容 と言っていいワインだと思います！！



ブルゴーニュに新しい風を呼ぶ新アペラシオン！

リーズナブルな価格ながら、ヴォルネイ産のピノ・ノワールを100％使用！

手頃な高級品をモットーとする生産者が造る、贅沢なコトー・ブルギニヨンです！！