ワイン好きなら誰もが知る名門 フェヴレ は、ネゴシアンとしてのイメージが強いものの、自社畑から造るワインの評価が非常に高い生産者。


ブルゴーニュに広く畑を所有しており、コート・シャロネーズ地区からもいくつかの銘柄をリリースしています。


特に メルキュレイ には力を入れており、いくつかのモノポール（単独所有畑）を所有、そこからブルゴーニュとして高いクオリティを誇るワインが続々と産み出されているのです！



中でもそのコスパの高さから、近年話題となったのが 「クロ・デ・ミグラン」！


「神の雫」のコラムにおいて、 「サラリーマンのロマネコンティ！」 と言われるまで絶賛され、これをきっかけにその実力が広く知れ渡る事になりました。


スタッフも以前「クロ・デ・ミグラン」を飲んだ際、各要素がとても美しくまとまっていて、コート・ドールのものと言われても疑いようがないほど上質、クリアでエレガントなブルゴーニュだったのを覚えています！（ロマネコンティほどかはわかりませんが…笑）



そして今回ご案内するのは、同じくフェヴレがメルキュレイに単独所有する…



●モノポール「ラ・フランボワジエール」！



上述の「クロ・デ・ミグラン」のように、メディアで取り上げられたわけではないため知名度は劣るものの、1933年から80年以上にわたってフェヴレが所有してきた由緒ある畑。


このラ・フランボワジエール、興味深いのが 独自性の高いワイン を産み出す事で知られており、フェヴレの造るメルキュレイの中でもとりわけユニークな個性を持っているんです！



まるで畑名の由来となっているフランボワーズを体現したかのように、赤系の果実香が詰まった華やかで心地よい香り。


さらに最も個性を感じるのがその味わいで、 口いっぱいに赤いフルーツを頬張ったかのような新鮮な果実味 がとっても印象的です！


主張しすぎないながらも豊富な酸、同じく豊富なミネラルに、タンニンはソフトながらしっかりと仕事をしていて、樽感も適度に入り混じりエレガント。


さすがはフェヴレ、「クロ・デ・ミグラン」とはまた違った方向性で、クオリティの高さを構成した上質なブルゴーニュと言えるでしょう！



しかも価格は嬉しい事にとても良心的で…



●高コスパで好評の「クロ・デ・ミグラン」よりも、さらに安価に入手できてしまう！



というのだから素晴らしいの一言ですよね！


コート・ドールから飛び地になるとはいえ、メルキュレイをはじめとしたシャロネーズ地区が秘めているポテンシャルについては、ブルゴーニュ価格高騰の今さらに大きな注目が集まっているところ。


特にフェヴレの造るメルキュレイ各種は 頭一つ抜けたクオリティ を誇っており、ブルゴーニュ好きの皆様にはぜひ抑えておいて頂きたい銘柄となっています！