シャトー・シャロンはジュラ地方で作られる一際個性的な辛口の白ワインです。 ヴァン・ジョーヌ（黄色いワイン）と呼ばれ、サヴァニャン100％で作られるワインです。


シャトー・シャロンはフランス5大白ワインに数えられる希少なワイン！ あまりに特殊なワインの為、I N A Oで構成される生産管理組合が収穫前の畑を視察し、適したブドウが育っているかチェックが入ります。 近年ではその審査で落選し、なんと5ヴィンテージが生産されないほど、厳しい条件下で生産されています。


熟成による、強烈なナッツ香が特徴。とても繊細な味わいと樽熟成の軽いタンニンも感じられます。 樽発酵中に低温で酸素に触れさせながら、6年もの熟成を経ます。その過程で産膜酵母が発生し、酵母により独特な香りがつくのです。

継ぎ足しをせずに熟成させるため、最終的には3分の１くらいに量が減ってしまうという希少さ。 通常のボトルとは違い、クラヴランという620mlの個性的な瓶に詰められます。


食事では、この地方のハードタイプのチーズ「コンテ」との相性が抜群です！


生産者ジャン・ブルディは15世紀にから現代まで続く、ジュラの老舗ドメーヌです。 コート・デュ・ジュラとシャトー・シャロンに合計10haの畑を所有します。 2006年にビオディナミへの転換に踏み切りました。


熟成には樽そのものの香りやタンニンが、ワインに影響することなく、テロワールそのものがワインに影響するメリットを踏まえ、あえて古樽を使用するこだわり。 なんとカーヴでは今なお、1781年ヴィンテージのワインを保管しているそうです。