ワイン・アドヴォケイト 96点

このワインについて

ヴォルカニック・ヒルは、一番暖かいエリアにある南向きの8エーカーの畑区画で、火山灰土の土壌となっています。最も長期熟成タイプのワインが生まれます。フルボディーで、凝縮した熟した果実、カシス、スミレ、スモーキーなリッチさがあり、長い余韻としっかりしたタンニンのフィニッシュが楽しめます。

生産者について

カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニヨンを語る時、ダイアモンド・クリークは外せません。アル・ブラウンシュタイン氏は1967年、マヤカマス山脈のダイアモンド・マウンテンの斜面を購入しました。ヴァレー・フロアの平坦地でブドウを栽培するのが普通の時代に、コストのかかる斜面にブドウを植えるのは賭けでした。しかし、アルは挑戦を恐れませんでした。カリフォルニアワインの父と言われるアンドレ・チェリチェフのアドバイスを信じ、自らブルドーザーを操縦し、巨岩や巨木を切り開きました。彼の先見の明は、斜面や山岳部から後になって、カルトワインが生まれたことで証明されています。

アルにはほかにも先見の明がありました。今では当たり前ですが、カリフォルニアにテロワールがあることに気づいていたのです。3つの異なる土壌（ヴォルカニック・ヒル、レッド・ロック・テラス、グラヴェリー・メドー）からワインを別々に仕込みました。その後、レイクが加わりました。当初はカベルネ・ソーヴィニヨン100%で造りました。その苗木はボルドーの1級シャトーからひそかに購入したと言われています。今はメルロとカベルネ・フランがブレンドされています。

ワイン・スペクテーターのジェームス・ロビーは「カリフォルニアのカベルネ生産者のトップ5に入る。カリフォルニア・カベルネの個性豊かな魅力は、ダイアモンド・クリーク抜きでは語れない」と賞賛しています。