1882年にカリフォルニアの地で創立したファー・ニエンテ。 ナパ最古のワイナリーの一つに入る、由緒正しきワイナリーです。

1920年からのアメリカ禁酒法により、約60年間にわたってワイナリーは放置されてしまいましたが、由緒ある石造りの建物をギル・ニッケル（オーパス・ワンの北側に隣接するワイナリーの設立者として有名）が購入し、外装の美しさはそのままに大改装を決行。トップワイナリーとして復活を遂げました。 その重厚な建物は、後にアメリカ合衆国国家歴史登録財に指定されています。

ファー・ニエンテといえば、カベルネとシャルドネに特化したワイナリーとして有名。 この「アン・ルート」は、ファー・ニエンテのシスターワイナリーとして、2007年に立ち上げられました。

ワイナリーの復興者ギルは、ＤＲＣに憧れピノ・ノワールでのワイン造りを長年夢見ていました。構想から実現まで30年もかかりましたが、満を持して見事な完成度でリリースされました。ワインスペクテーター93点を獲得しています。