「カリフォルニアのロマネ・コンティ」と呼ばれるカレラ。

オーナーのジョジュ・ジャンセンは人類学の修士号を取るため英国オックスフォード大学に留学しましたが、そこでワインと出会い、ブルゴーニュワインにすっかり魅せられました。

その後ブルゴーニュのかの有名なドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティでスタッフ兼通訳として働き、ドメーヌ・デュジャックでワイン造りを学びます。

メンターの教えによって、素晴らしいワインを造るにはコート・ドールにあるような石灰岩が豊富な土壌でブドウを栽培する必要があることを知るのです。

アメリカに戻った彼は早速「アメリカで最高のピノ・ノワールを造る。」とぶどうの栽培に完璧な場所を探し始めます。世界で唯一の、フランスの偉大なるスタイルを持ったワインを作るために。

2年もの長い年月をかけ、ついにジョジュはカリフォルニアのセントラルコースト、モントレー湾から東へ40キロ、カヴィラン山脈にあるマウント・ハーレンに理想の土地を見つけます。

AVA（米国政府認定ブドウ栽培地域）に認定されたマウント・ハーランはまさにジョジュが追求した「最高の地」。平均標高675メートル、カリフォルニアで最も高くて最も涼しい場所。石灰岩の土壌でワイン造りに理想的な気候なのです。



「カレラ」という名前はスペイン語で「石灰岩でできた焼き窯」を意味し、ワインラベルのロゴとしても使用されています。

かの有名ワイン評論家ロバート・パーカーは「カレラは新世界だけでなく、地球上で最も魅力的なピノ・ノワールのスペシャリストのひとつである。」と語っています。

2013年にはワイン専門誌のワイン・スペクターで「ピノノワールのパイオニア」としてジョジュ・ジャンセンの物語を紹介しています。「彼の夢は、カリフォルニア中部の人里離れた山々でブルゴーニュスタイルのピノノワールを作ることです。」

熟したプラム、ブラックチェリー、カシスの風味。きめ細かいタンニンと白こしょうのニュアンス、サッサフラスとシガーボックスのフィニッシュ。

「カレラ」がオススメするように、フィレミニョンやライムを絞ったサーモンのメインのお供にいかがでしょう。

「カリフォルニアのロマネ・コンティ」と紹介されてから一時は「幻のカレラ」と言われるほど熱狂的な人気者。今回ご紹介するワインはコストパフォーマンスも最高です！






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