アメリカでもっとも多くワインを作っている産地カリフォルニア州。


その恵まれた気候から生まれるパワフルでジューシーなワインは、ワイン好きのみならず、飲みなれていない人にもとっつきやすく、老若男女ファンの多い産地といえるでしょう。


そんなカリフォルニアでも世界的な食文化のエレガント化に伴い、アイコンでもあった「パワフル＆ジューシー」から脱却した新世代も生まれつつあります。


実は日本の全面積の約1.1倍の面積を誇るカリフォルニア州は、多種多様な土壌を有しており、中には冷涼産地といわれる場所もあるんです！


新世代カリフォルニアワインが生まれるのもそんな冷涼産地、 いわゆるクール・クライメット。 その中でも近年注目を集めているのが・・・


●モントレー！


世界的都市サン・フランシスコの南にあるセントラル・コーストに属する産地です。


降雨量が少なく、日照量が多い。また海溝を持つモントレー湾やサンタルシア山脈の影響で高温になりすぎない環境。つまり ブドウの熟成がゆっくりと進み、良質なブドウができやすいんです！


一般的な収穫期から2週間から1ヶ月ほど遅れるのだとか！しっかりとブドウが成熟するので供給が安定し、価格が高騰しづらい、というメリットも！


なぜそんなモントレーでブドウ栽培が盛んになったかというと、1960年にカリフォルニア大学の研究により・・・


「ブドウの栽培地区としての理想的な区分」


と分類されたから！そこに現代でのクール・クライメットの流行が重なり、注目を集めるようになったのです！


今回紹介するワインは、モントレーの中でも独立したAVAサン・ベルナベのもの。より昼夜の寒暖差が大きく、 リッチなワインが作れる産地です！ そこで作られるのが・・・


●秀逸シャルドネ！


ブルゴーニュ品種の適地ともいわれているモントレーでシャルドネ！しかもワインメーカーは、 現在でもブルゴーニュワインに携わる女性醸造家！


そのうえステンレスタンク発酵、フレンチオークで6か月熟成を施しており、スペックとしては申し分なし！


アロマにはよく熟した果実にオーク由来のナッツのニュアンスとかすかに塩っぽさ。
アプリコットやモモなどの果実味となめらかな口当たり、クリーミーな余韻にはミネラルが混じります。
冷涼地ならではの凛とした印象も持ちながらも、バランスが秀逸な1本です。


注目の冷涼地カリフォルニア州モントレーより！

ブルゴーニュ品種適地で育まれたハイクオリティ・シャルドネ！ぜひお試しください！