世界屈指のシャンパンメーカーとして世界中にその名が知られる「ルイ・ロデレール」。200年以上家族経営で引き継がれてきた伝統を守り、常に最高級のシャンパーニュを造り続けています。

そんなルイ・ロデレールにおいて、最上級のキュヴェがこの「クリスタル」！

その歴史は古く、1876年にロシアの皇帝アレクサンドル2世が、自身の専用シャンパーニュとしてルイ・ロデレールに造らせたのが始まりとされています。名前となっている「クリスタル」は、今でこそガラス製ですが、当時は特別に仕立てられたクリスタル製のボトルで造られたいたというから驚きです！

当時でも珍しい透明なボトル、その理由は、当時の不安定な社会情勢にありました。皇帝の暗殺に、毒の盛られたシャンパーニュがすぐに分かるように透明にしたんですね！

さらに珍しいのが、ボトルの底の形。通常は、振動で内部のガス圧が高まらないように衝撃吸収の意味で、そこが凹んでいるボトルが一般的ですが、クリスタルは真っ平。これは、ボトルの底に爆弾を仕掛けられないように考え出された形なんです！

そんなエピソードが有名なクリスタルは、大手メゾンのなかで最大の自社畑保有率を誇るルイ・ロデレールの、100％グランクリュのブドウを使用した超一級品！ブドウの良年しか生産されません。

10年もの熟成を経て生まれるこのシャンパーニュは、美しい黄金色に滑らかな泡、洋ナシや柑橘系の香りに、カカオやナッツの香りも引き出されています。いつまでも続く余韻が、贅沢でこの上ない時間を与えてくれること間違えなしです！

2008年VTは、アドヴォケイトで97点！ジェームズ・サックリングで満点など、各誌の最高点ともいえる評価を総なめ！そのポテンシャルの高さから、2009年VTのほうが先にリリースされる程、クリスタル史上でも最高傑作と言われています！