フランス・アルザス地方でワイン生産における首都ともいえるコルマールの西に位置するトゥルクハイム。昔から上質なアルザスワインの産地として名高い、小さな美しい村です。


この村に1955年に設立されたのが、トゥルクハイム生産者協同組合。200軒余りのぶどう栽培農家がメンバーになっており、ほぼすべての畑が、トゥルクハイム村から直径10キロ以内にあります。彼らの所有する畑の中には、「ブラントBrand」というグラン・クリュの畑も含まれています。


協同組合でありながら、ドメーヌワイナリーのように、テロワールを見事に表現したワインを造る彼らは、フランスの有名なワイン雑誌ギド・アシェットや、ゴー・ミヨ誌でも、アルザス地方最良の醸造所であると評価される生産者組合です。ロバート・パーカー氏からも3つ星を与えられています。


軽快で繊細な、品種由来のはじけるようなベリー系の果実味と、北のピノ・ノワールならではのエレガントなキレのある酸味が特徴。ピュアで澄み切った素直な味わいは、まさにアルザスのピノ・ノワールそのもの！


現地では「ベッケオフ」と呼ばれる、優しい味わいの肉と野菜の煮込み料理などと合わせますが、カツオのたたきやてんぷら、肉じゃがといった和食にも合わせやすい、食事と共に楽しむことのできるワインです。