南ローヌのアペラシオンで、一際異彩を放っている シャトーヌフ・デュ・パプ というワイン。


世界的に知られているこの銘酒は、13種類にも及ぶ品種が認められる事もあり、生産者のスタイルやテロワールによって多様なタイプが生産されていますが、一般的には濃厚で凝縮感に溢れる味わいが特徴とされています。


銘酒なだけあってお値段も立派、間違いなく 「高級ワイン」と呼べる位置づけ ですが、そんな相場の中で当店に入荷してきたのは…



●シャトーヌフ・デュ・パプとして市場最安級の1本！



しかもただ安いだけじゃありません！


まずここでご紹介するワインの生産者 「シャトー・ファーゲェロル」 は、記録によれば14世紀には存在していたという、 シャトーヌフ・デュ・パプの中でも最古 とされる地所の一つなんです！


すなわちシャトーヌフ・デュ・パプというワインが、誕生した時代から続く由緒ある土地なのですが、フランス革命時に所有者の手から離れてしまいました。


その子孫である現オーナーがファーゲェロルを買い戻したのは、なんと長い時を超えた1974年という近年になってからで、先祖伝来のこの地でワイン造りに熱い情熱を注ぎ、栽培・収穫・醸造の全てにおいて尽力し今日まで発展させてきたのです。



そんなファーゲェロルより、今回ご案内するシャトーヌフ・デュ・パプですが、一般的なイメージと一味違う 非常に上品な出来 になっているのも面白いところ。


シャトーヌフ・デュ・パプと言えば、凝縮感に溢れて飲み応えがあり、ややもすると濃厚すぎる事から敬遠されてしまう方もいらっしゃいます。


その点でこのキュヴェは、 決して濃すぎず洗練された印象 があり、温かみや凝縮感はきちんと備えているものの、 シャトーヌフ・デュ・パプだと言われなければ分からないかもしれないほどエレガンスに溢れている のです！


実際ファーゲェロルのワインはあまり出回っておらず、日本での知名度は決して高くありませんが、著名な評論家も高い評価を与えており、今後も期待される注目の生産者だと思います！



銘酒シャトーヌフ・デュ・パプ、誕生の時代より受け継がれる土地から！

流通量の少ない中で発見した、コストパフォーマスの高いファーゲェロルの1本、濃すぎないエレガントな味わいも非常に魅力的です！