ちょっと通好み、 なかなかの珍品が入荷して参りました！


そのアペラシオンは AOCバンドール。


ムールヴェードルを中心に構成される長熟な赤、クオリティの高いロゼワインを産出する、プロヴァンス地方でトップクラスの銘醸地です。


ただでさえ流通量の少ない銘柄ではあるのですが、今回はその中でもさらに珍しい 白ワイン、 しかも…



●約9年の熟成を経たバックヴィンテージ！



という、非常に希少なワインを 36本というごく少量 だけ確保する事ができたんです！



プロヴァンス産ワインというと、リゾート地の地元消費用ロゼワインというイメージが強いかもしれませんが、高級ワインを産む他の銘醸地にも比肩するポテンシャルを秘めた、優れたテロワールを備えた土地がいくつか存在しています。


バンドールもまさにそういった産地の一つで、その歴史は古く大航海時代からもてはやされており、港はワインの運搬拠点としても繁栄してきました。


地中海性気候下にはあるものの、海風によって夏の暑さは適度に抑えられ、さらに北部を囲むように立ち並ぶ山脈が、寒くて強烈な冬の季節風を遮ってくれるという、 独特にして恵まれた環境 が素晴らしいブドウを育んできたのです。



バンドールの生産量は決して多くなく、日本でも稀に見かける事がありますが、そのほとんどは赤ワインかロゼワインでしょう。


何しろ白ワインは全体のうち、 たったの5％ほど しか造られていません！


それだけでもレアながら10年に迫ろうという、長期の熟成を経たバックヴィンテージなんて滅多にお目にかかれず、想像のつかないままに試飲してみたところ…

■テイスティングコメント オレンジがかった濃い目の色合いは一見するとロゼワインのようで、グラスに注ぐ前のボトルの時点から、ある程度の熟成を経ている様子がわかります。 主張しすぎない芳香の白い花に、乾燥オレンジやレモンなど、柑橘系のドライフルーツを思わせる、爽やかながら複雑な香り。 味わいにも果実味がたっぷりですが、その印象を表すならトロピカルという言葉ではなく、 ネーブルオレンジや甘夏、ポンカンといった、ジューシーな柑橘系果実を思わせる感覚。 一方でボリューム感のある酸、果実味や酒質に由来する豊満な広がりがあり、 熟成によって産まれた深み を感じられる状態です。 ボルドーやブルゴーニュでは味わえない、 南仏ならではの暖かみを感じる熟成白ワインで、複雑で肉厚な飲み応えを楽しめる面白い1本 だと思います！

と、これだけの時間を経ながらも余力たっぷり、状態良好でまだまだ熟成できそうな印象も受けました。


生産者の デュペレ・バレラ は、クラスマンをはじめとしたワイン専門誌も高い評価を与えており、今後も期待されるプロヴァンスで注目の作り手。


実は今回のバンドール・ブラン、「キュヴェ・インディア」と名付けられた特別品で…



●年間生産量1000本にも満たない限定品！



「バンドールなんて飲んだ事ない！」というお客様にも、希少だからというだけではなくぜひ飲んで頂きたい完成度、かなりマニアックなワインではありますが、 ワイン好きなら飲んで損の無い美味しい白ワイン だと思います！



プロヴァンスで異彩を放つ銘醸地、バンドールから珍しい白ワイン！

しかも10年近くの時を経た、バックヴィンテージ2009年が36本限定入荷、在庫少なく再入荷もありませんのでどうぞお見逃しなく！