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ジュラの地品種サヴァニャンからできる、香り豊かで酸が魅力のワイン このワインについて サヴァニャン100%。フランス語で「グリフェ」と呼ばれる牡蠣の貝殻の化石を無数に含むジュラ地方特有の灰色の泥炭質土壌に育つサヴャニャンは、酸が極めて高く、ゲヴュルツトラミネールに近い素朴で香り豊かなアロマに、生き生きとした快活な酸が後味に感じられます。2016年は、春の開花が順調に進んだことと、夏に豊富な日照量と雨量に恵まれたため、極めてクオリティが高くバランスの良いヴィンテージに仕上がりました。自然発酵も極めて順調に進み、しっかりとしたストラクチャーと複雑味を得ることが出来ました。生産者について ジャン・リケールはブルゴーニュにおける白ワインの最高の造り手として有名な「ヴェルジェ」(1994 Chablis Grand Cru Valmurで、100点獲得の生産者)の共同経営者としてワインをジャン・マリー・ギュファンと共に長年造ってきました。1997年に自分自身のワインを造るため独立し、ワイン造りを始めました。パートナーのレジーヌ(マコンのかなりの部分を見ているマダムは、コートドゥボーヌ、ラドワ村の葡萄農家の出身で15歳の時にはすでに本格的に畑仕事をしていた熟練の葡萄栽培者です。)と最初に決めた方針は商業的なワインではなく、自分たちが「食事の時に飲みたいワイン」を造る事です。 過剰なまで大柄で全てを付け足された結果、繊細さに欠けたシャルドネが主流となりつつある現状の中、決して飲み疲れる事なく、最大限に料理を引き立てる魔法のような彼のワインは、ミシュランガイドで三ツ星、二ツ星に輝くEUのレストランはもちろん、世界のトップクラスのレストランから絶大な信頼を得ており、生産量も少ないことから(Corton Charlemagne、Batard Montrachetに限っては1樽のみ生産)、一般市場では見かけることが困難になりつつあります。 pick up
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ブルゴーニュワイン界の偉人、ジャン・リケール。メゾン・ヴェルジェの創立者で、長年に渡りブルゴーニュ白ワインの偉大な造り手として素晴らしいワインを世に送り出してきました。
1998年に独立し「ドメーヌ・リケール」として自らの名を冠したワインをリリースし始めると、その驚くべき品質によりワイナリーの設立から幾年も立たないうちにプロや批評家たちから高く評価されます。ロバート・パーカーも『傑出したワインを造る生産者』と評価。確かな人気と実力を兼ね備えた生産者なのです。
リケールのワインは美食のパートナー。自身が食事と一緒に飲みたいワインを造るということを常に意識しており、ゆっくりと時間をかけて飲むことで彼のワインは本領を発揮します。レストラン界も彼のワインを高く評価しており、ミシュラン三つ星のトップレストランの多くも彼のワインをオンリストしています。
ジュラを代表する土着品種サヴァニャン。サヴァニャンは果皮が厚いため果汁が少なく、濃厚で凝縮感のあるワインに仕上がります。16ヶ月もの熟成期間を経て瓶詰めされ、しっかりとした酸と複雑で豊かな香りが広がる、他の追随を許さない味わいです。