ジェラール・メッツの当主エリック・カジミールは、音楽とワインの関連性を独自に高め、その哲学に基づいたワイン造りを行っています。

幼少時よりフルートとギターを習い始めたエリックは、音楽に熱中した多感な青年時代を過ごしたとか。

醸造所に本格的なオーディオシステムを装備しており、高音質の音楽を聴きながら仕事をすることにこだわる愛好家なのです。

彼は元々シャンパーニュ・オーブ地方にあるレコルタン・マニピュラン「ミッシェル・コロン」を運営するコロン家出身ですが、ランスで看護婦をしていた奥さんと結ばれました。

ストラスブールとコルマールのちょうど中間辺りにあるイッテルスヴィレ村。

シャンパーニュ地方の栽培管理を応用した厳格な収量制限を取り入れるなど、独自の改革も行いつつ、奥さんの実家であるこのアルザスのドメーヌを継承しました。

リュット・レゾネ栽培を行い、2014年に「Terra Vitis」、2018年に「HVE level3（最高段階）」の認証取得。2019年より完全ビオロジック栽培を行っています。

「ラベル右下に 「d’accord parfait （完璧なる調和）」と記したとおり、味に自信を持っています。」とこの醸造家が誇りをもって紹介するこの作品は辛口のエデルツヴィッカー。

「アルザス5品種の絶妙なるハーモニーを、ぜひご賞味ください。」と言うように、シルヴァネール40%、ミュスカ20%、オークセロワ20%、リースリング10%、ゲヴュルツトラミネール10%の素晴らしいブレンドです。

粘土石灰質土壌の土地で栽培し、平均樹齢は約15年。ステンレスタンクで5ヶ月間熟成を行います。

このオシャレなラベルはデザイナーを志してパリで勉強に励んでいる長男のヴィルジル君がデザインしたもの。「1950年代風です。今日のようにストレス過多でなく、みんながもっと楽しんでいた、あのクールな時代」をモチーフにしたものだとか。

白い花のフローラルな香り。まろやかなナッツのニュアンス。アペリティフ、お肉料理、サラダ、ベジタリアンメニューのお供に、「いつでも飲めるワイン」です。

音楽が好きな方へのプレゼントにピッタリ。お好きなBGMを聞きながらお楽しみいただけます。