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ストレートな味わいが特徴のピノノワール このワインについて 美しく輝くルビーレッド。黒スグリやチェリーのアロマ。ブラックペッパー、マッシュルーム、オレンジピールの香りにまろやかなタンニン。ベルベッティな口当たりで余韻が長い。生産者について 1860年、ラインラント=ファルツ州ザンクト・アルデグントにピーター・ジョセフ・ドラーテンワイナリーとして設立。1927年に現ジョセフ・ドラーテンに改称。創設者ジョセフ・ドラーテン亡き後は妻のエルザと姪夫婦が意思を継ぎ、以来、世代から世代へと創設者の想いは脈々と引き継がれている。創立から100年以上、時代を超えて成長を重ねる志は揺らぐことがなく、1993年には近代的な醸造設備を新設。更なる理想を実現するために貪欲にワイン造りに邁進し、国内外から厚い信頼を得る、地域屈指の造り手のひとり。 |
多くの愛好家を虜にする ピノ・ノワール というブドウ、しかしその性質はデリケートで、ブルゴーニュなどの適した産地でないと上手く育ちません。
近年ではオレゴンやニュージーランドなども高い評価を得るようになりましたが、古くからの銘醸地として忘れてはならないのが ドイツ です。
白ワインの方が何かと目立つ生産国ですが、とりわけ ピノ・ノワールを用いた赤ワインの品質には目を見張るところがあります!
ブドウ栽培の北限と言われる寒冷な気候、その下で育まれるドイツ産ピノ・ノワールは、 繊細でエレガントなスタイル を特徴としています。
その品質はブルゴーニュにも通じるところがあり、業界で高い評価を受けている銘柄も少なくありません。
ハイレベルなだけでなく栽培が難しい事もあって、ドイツ産ピノ・ノワールは どうしても高価になる傾向 があります。
実際に探してみると実感できますが、ブルゴーニュの代用としてドイツのピノを検討しても、結局同じくらいのお金を出す事になってしまい、「それならブルゴーニュを買おう」という判断をされるお客様も多いようです…。
そんな中で今回の1本は貴重な、 お手頃ドイツ産ピノ・ノワール!
ローマ時代からブドウが栽培されてきた、歴史あるワイン産地 ナーエ より、非常にリーズナブルな価格でご案内できる銘柄が入荷して参りました!
ナーエという産地は少しマイナーな印象ですが、ラインヘッセン、モーゼル、ラインガウといった名だたる銘醸地に囲まれており、土壌は複雑で多様なテロワールが存在、 そのポテンシャルに大きな注目が集まっている地域 です。
そしてこのワインを造るのは、ナーエのあるラインラント・ファルツ州周辺で、指折りの存在として名高い ジョセフ・ドラーテン社!
シュヴァルツェ・カッツからアイスワインまで、総じて コストパフォーマンスに定評のあるワイナリー で、今までにたくさんのワインが日本にも輸入されてきたので、その名をご存知の方も多いと思います。
ドイツ産ピノにしては安すぎる価格とも思いましたが、ジョセフ・ドラーテンのワインなら期待が高まるところ、さっそくスタッフで試飲してみる事にしました!
木苺、チェリー、ベリー系の果物を思わせるチャーミングな香り。
酒質は軽やかで繊細、クリアな透明感があり、酸は適度で全体的にソフトにまとまった印象、ワインが違和感なく口の中に染み渡っていきます。
果実味はしっかりと存在していますが、寒冷地のブドウらしく野暮ったさは見られません。
凝縮感や複雑さといった要素は、高価な銘柄と比べればどうしても劣るかもしれませんが、 湧水のように透き通った質感 がとても心地よい上品なピノ・ノワール。
それがこんな価格で楽しめるなら、 コスパはかなり優秀 と言えるんじゃないかと思います!
とにかくドイツ産のピノ・ノワールで、 この価格帯で入手できる銘柄はそう多くないはず!
ブルゴーニュ好きの方もデイリー用として、ぜひご自宅のストック候補に入れて頂ければと思います!