カラモレゴス社は、エーゲ海に浮かぶギリシャのサントリーニ島に1952年に設立されたワイナリーです。

三代目となる現当主は、祖父の代から続く伝統を守りながら、近代的なワイン醸造設備の導入や自社畑のダイナミックな改変を施しました。家族経営ながら、今ではサントリーニ島で3番目に生産量の多いワイナリーにまで発展しています。

サントリーニはとてもユニークなテロワールです。サントリーニの土壌は火山性土壌で、降雨量は年間約200mmと非常に少ないこともこの島の特徴です。年間を通して風が強く、強風と暑い日差しから保護するためにブドウ樹は、「クルラ」と呼ばれるバスケット状の仕立てをしています。

標高400m、中には樹齢100年に達するブドウ樹がある区画から造られるワイン。フリーランスジュースのみを使用し、樽発酵・樽熟成により醸造します。熟成はトータルで16ヵ月。アシルティコが進化の過程で発生する複雑さと特別な個性を引き出すために、収穫から1年半後に市場にリリースします。

成熟した黄色い果実、ドライナッツ、ハチミツ、マルメロ、そして洗練されたミネラルのアロマで構成されています。濃厚でオイリーな口当たりで、熟度の高い果実感の濃縮なボディに、シャープな酸味と塩味が寄り添い、複雑な構成になっています。