イタリア・ピエモンテ州ロエロ地区、カナーレ村で1950年にジュゼッペ・ダモンテ氏が創立した家族経営のワイナリー、 マルヴィラ 。


創立当時わずか3haだった畑は今や42haにまで拡大。ワイナリーは順調に成長し、新しい市場へ進出を続けているにも関わらず、マルヴィラでは一貫して自社畑ブドウ、家族経営にこだわり、上質なワインを世に送り出し続けています。


マルヴィラのワインの特徴は、 なんといってもそのエレガントさ！ 畑の位置する地域はその昔海だったといわれており、土壌由来の美しいミネラルがマルヴィラのワインに優雅さを与えています。


あまり寝かせず、出来たワインは若いうちに飲むことが一般的なイタリアですが、マルヴィラでは自分たちの造るワインは 早飲みだけではなく長熟もできるワイン として楽しんでほしいと考えています。


ご紹介する 「ランゲ・ビアンコ　トレ・ウーヴェ」 も、まさに長熟タイプを目指して造られた白ワイン。


トレ・ウーヴェとは「３つのブドウ」という意味で、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、アルネイスの3品種をブレンド。品種ごとにステンレス発酵した後にオーク樽に移し10ヶ月以上熟成。さらにブレンド後、瓶内で12ヶ月以上の熟成を行います。


こちらは 9年もの熟成を経た2013ヴィンテージ 。気になるそのお味は…さっそく試飲してみました！

〜テイスティングコメント〜 グラスに注ぐと、キラキラと輝くゴールデンイエローの色調。 熟成によるアプリコットや蜂蜜を思わせる熟れた香りが広がりますが、まだまだフレッシュさも感じられます。 柑橘やブリオッシュ、ほのかにバターのニュアンスもあり、ミネラルの旨みとあわさってエレガントな仕上がり。上質な熟成ブルゴーニュワインにも近い風味を持ち合わせています！

完熟した果実のニュアンス、熟成からくる複雑な深みが特徴的なので、旨味が凝縮したドライアプリコットと合わせてみたところ… これがピッタリの相性でした！


温度によってもかなり味わいの印象が変わるので、スッキリとした口当たりを楽しみたい方は冷やした状態で、熟成による複雑な旨みを楽しみたい方は温度をやや上げて飲むことをおすすめします！


熟成を経ても美しいミネラル感はしっかりと残っており、上級ブルゴーニュを思わせるような さすがマルヴィラと思わせられる出来栄えです！


ここまでの状態の良い熟成イタリア白ワインは貴重です！じっくりと腰を据えて優雅に味わってみてください。


ロエロの名門マルヴィラが手掛ける、イタリアでは非常に珍しい長期熟成型白ワイン！

稀少なバックヴィンテージの味わいをぜひお楽しみください！