キャンティ・クラシコを代表する生産者のひとつ「フェルシナ」が手掛ける、サンジョベーゼ100％の哲学が詰まった正統派キャンティ・クラシコ！


フェルシナは、1966年にキャンティ・クラシコエリアの最南端に位置する、カステルヌーヴォ・ベラルデンガの地で創業しました。


1960年当時、多くのイタリアワイン生産者は安価なワインの大量生産志向となっていましたが、創業者ドメニコ・ポッジャーリは高品質なワイン造るという想いを変えずに貫きました。


栽培醸造スタッフが試行錯誤を重ねる中で、創業者ドメニコの友人だったワイン評論家ルイジ・ヴェロネッリの紹介で、スーパートスカーナの一つ「フラッチャネッロ」を手掛ける サンジョベーゼのスペシャリストである醸造家フランコ・ベルナベイ氏と出会います 。


これをきっかけにフェルシナは一気にワインの質を高め、1983年フラッグシップである「フォンタローロ」、キャンティ・クラシコの最高峰「ランチャ」をリリース。世界中の注目を集め、名実ともにトップワイナリーの一つとなりました。


今回ご紹介するのは、そんなフェルシナが創業当時から造り続けてきた「ベラルデンガ　キャンティ・クラシコ」。シエナ南東にあるベラルデンガに位置する畑から造られる サンジョヴェーゼ100％の純粋なキャンティ・クラシコ です。


毎年高評価を得ているこちらのキュヴェですが、2019年ヴィンテージでは…


●ジェームス・サックリング　94点
●ワインアドヴォケイト　91点を獲得しています！


そんな世界でも高評価のサンジョヴェーゼ100％のキャンティ・クラシコとはどのようなお味なのか…早速試飲してみました！

〜テイスティングコメント〜 グラスに注ぐと、濃密なルビー色。ミネラルも感じるワイルドベリーのような香りが広がり、口に含むとフルーティーながら、タンニンもしっかりとしていて、どことなくブルネッロを想わせるような骨格を感じさせます。 なめらかな余韻が長く続き、酸味・果実味・タンニンのバランスはまさに秀逸です。

食事との組み合わせ相性の幅が広いキャンティですが、ここは安定の生ハムをおつまみに頂いてみました。生ハムの持つ塩味、旨みと掛け合わさることで、 果実味はより引き立ち余韻も長く感じられる間違いない組み合わせでした！


開栓直後は骨格のしっかりとした芯のある印象の味わいでしたが、2日後・3日後に試飲をしてみると新たな驚きが！タンニンはよりまろやかに溶け込んでいて、開けたてより柔らかさが増し果実味にも穏やかさを感じます。初日とはまた違った表情を見せ、ポテンシャルの高さを感じました。


初日から日々刻々と変化する味わいを楽しめ、フードペアリングもしやすい、 家飲みのレベルがぐっとアップする頼もしい1本です！


フェルシナの哲学が詰まったキャンティ・クラシコの底力をぜひご堪能ください！


名門フェルシナが手掛けるサンジョベーゼ100％の正統派キャンティ・クラシコ！

家飲みのランクが格段にアップすること間違い無しの逸品です！





◆評価歴◆

2018VT
ジェームス・サックリング…93点
アドヴォケイト…91点


2019VT
ジェームス・サックリング…94点
アドヴォケイト…91点