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「Decanter」 2014/3 91ポイント このワインについて ハーブや、品種の特徴でもある青草の香り。 トロピカルフルーツや、ライム、グレープフルーツのような柑橘系のフレッシュな酸味とほろ苦さ、ミネラル感が広がります。 白身魚の刺身、寿司、豚の冷しゃぶ、中華風の炒め物によく合います。生産者について オーストリア出身のヘルマン・サイフリードが妻のアグネスとネルソンにワイナリーを開いた1973年当時、タバコやホップの畑が点在するこの一帯に、他にぶどう畑は1つもありませんでした。彼らの息子、クリスは言います。「父がネルソンをワイン造りに適した場所だと考えて銀行に融資を頼みに行った時、最初はだれ一人相手にしてくれなかったそうです。誰もがネルソンはぶどうを育てるには寒すぎると思っていたのです。」しかしヘルマンは決して諦めることなく努力を続け、彼らはワインビジネスで大成功を収めました。彼らの成功により後を追うようにネルソンに続々とワイナリーが誕生し、今日、ネルソンはニュージーランドの主要なワイン産地の一つとなり、サイフリードの他に22ものワイナリーが居を構えています。ネルソンのワイン・シーンは正に彼らによって造られたと言っても過言ではありません。現在サイフリードは185ヘクタールのぶどう畑を所有し、年間10万ケースのワインを生産しています。特筆すべきは、ぶどうをすべて自社畑のもので賄っている事、そして、これだけの規模を持ちながら家族5人でワイナリーを経営している事です。現在へルマンはぶどう栽培を担当し、妻のアグネスは経理関係を担当します。ワインの醸造は長男のクリスがチーフワインメーカーを務め、長女ハイジは歯科医の仕事の傍ら醸造アシスタントを、そして次女のアンナはマーケティングを担当しています。クリスは大学でワイン醸造について学び、卒業後はオーストラリアのルーウィン・エステートを始めオレゴンやヨーロッパ各地のワイナリーでワイン造りの経験を重ねました。彼は言います。「家族経営の良い所は、クビになる心配が無い事(笑)。冗談はともかく、お互いが自由にものを言えて、伸び伸びと仕事が出来る点ですね。僕は父を大いに尊敬しているし、彼と仕事が出来る事をとても誇りに思っています。」 pick up
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穏やかな気候で育まれ、果実味豊かなワインが出来上がるニュージーランド・ネルソン。お隣の一大銘醸地マールボロに比べ、小規模なワイナリーが多い地域で、アロマティックでリッチなスタイルのワインを得意としています。
このヘルマン・サイフリードはネルソン初のワイナリーとして創設。もちろん実力も伴い。こちらのソーヴィニヨン・ブランは、ミントやライムなどの特徴を持ちながらもネルソンらしいトロピカルフルーツも感じられる、フルーティな仕上がりです。
フルーティなお手頃ニュージーランド産ソーヴィニヨン・ブラン!ぜひお試しください!