オーストラリア屈指のブルゴーニュ品種の銘醸地ヤラ・ヴァレー。そんなヤラ・ヴァレーに1800年代半ばに生まれたのが、世界的なクラシック歌手ネリー・メルバ。彼女が主演し、賞賛を受けたオペラ「ラ・ボエム」にちなんでこのワインシリーズは作られました。

エチケットにはかつてモエ・シャンドンのポスターも手掛け、現在の日本でも非常に人気のあるアルフォンス・ミュシャをあしらい、ワインはオーストラリアを代表するワインメーカー、「デ・ボルトリ」が手掛けています。

オペラにちなんで、「アクト」でシリーズ構成されているラ・ボエムの最後の四幕目がこのシラー・ガメイ。クラシックなビストロワインという位置づけで、アロマティックでソフト、食材の味わいを引き立てるワインです。

なかなかタッグを組まないこの二品種ですが、オーストラリアの地で出会いました。シラーらしいスパイシーなニュアンスとガメイらしい繊細なフルーツの香りがふんだんにあり、まずは圧倒的な香り高さ。複雑な味わいの中にもガメイの柔らかい酸とシラーの果実味、全体的に肉付きがよく、完成度の高い逸品です。

珍しいだけじゃない、フィナーレにふさわしいシラー＆ガメイ！ぜひ味わってみてください！