ロシア皇帝ニコライ二世によって設立 マサンドラ・ワイン

このワインについて

どよんとした茶色と濁りのある色で、細かい堆積物を多く含みます。ひじょうに美味しく飲むことができるワインです。鮮明な酸味、甘い乾燥フルーツ、スパイスと野生のハーブの美しい層からなり、長く続く複雑な後味が楽しめます。

生産者について

マサンドラは、クリミア半島の南海岸のヤルタの黒海に位置し、1894年にロシアの裁判所のワインを生産する目的でロシア皇帝ニコライ二世によって設立されました。

マサンドラ初のワインメーカーは、1870年代後半にクリミアの弁護士、Prince Lev Golitzinが、この地域が、亜熱帯気候と山脈の保護盾が高品質の要塞とデザートワインの生産のために最適な条件であることを見出しました。

ワイナリーの長いトンネルは花崗岩の山々の深くまで走り、オークのキャスクやバットで長期間の熟成に必要な完璧な低温と一貫した温度を提供します。

マサンドラは年間約100万ケース（主に甘味強化ワイン）を生産しています。

マサンドラが西洋に輸出されることに厳しい制限が掛けられていることから、ワイナリーの生産量の大部分は、ロシア国内の販売に留められています。

2014年のロシアによるクリミア併合により、ワイナリーの所有権がウクライナ政府からロシア政府に移行し、その経営に、大きな変化がありました。