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価格2,464円(本体価格:2,240円)
価格1,584円(本体価格:1,440円)
価格1,672円(本体価格:1,520円)
価格1,760円(本体価格:1,600円)
価格2,640円(本体価格:2,400円)
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価格2,970円(本体価格:2,700円)
モリーゼ Molise
モリーゼ州は、北はアブルッツォ州、西はラッツィオ州、南はカンパーニャ州とプーリア州に面し、東側にはアドリア海が広がっています。人口、面積ともにヴァッレ・ダオスタ州に次いで2番目に小さい州です。 日本であまり知られていない州かもしれませんが、イタリア国内でも隣のアブルッツォ州と一括りにされてしまうことがあり、他州に比べてちょっと地味めな州です。
しかしそれもそのはず。モリーゼは1964年にアブルッツォから独立したばかりで、まだ新しい州なのです。
アドリア海に面していながら、土地の殆どがアペニン山脈に覆われているため、山岳地帯が55%、丘陵地帯が45%で、平地はほぼありません。 そのためイタリア南部に位置していながら北部の山岳部に近い気候であり、州都カンポバッソに至っては冬の寒さが全国一を記録する程極寒です。
山がちな地形なため生産量はさほど多くありませんが、穀物やブドウ、オリーブ栽培などの農業と羊などの畜産業が中心で、アブルッツォ州と同様に今でも羊の移動放牧が行われています。 決して華やかさはありませんが、大自然に囲まれ、伝統を重んじる素朴な生活は、古き良きイタリアを感じさせてくれる秘境の地なのかもしれません。
「ティンティリア」という可愛らしい名前のブドウ
モリーゼのワインは、その歴史的背景もありアブルッツォのワインに似ています。
東西で大きく2つの産地に分ける事が出来ますが、東側の産地「DOCビフェルノ」と西側の産地「DOCペントロ・ディ・イセルニア」では、共にモンテプルチアーノ種からの赤ワインとトレッビアーノ種からの白ワインが造られています。 同種のアブルッツォワインと比べてしまうと、残念ながら突出した個性はあまりありませんが、ワイン産業としては後発組のモリーゼだけに、今後の期待が高まる産地と言われています。
そんな中で、今注目されている品種に「ティンティリア」という黒ブドウがあります。 モリーゼのみで栽培されている土着品種ですが、可愛らしい名前とは裏腹に、強いアロマがあり、果実味はしっかりとして、タンニンは堅固でスパイシーな赤ワインになります
起源は、フランスのブルボン王朝が南イタリアを統治していた18世紀半ばにスペインから持ち込まれたと考えられています。 収量が少なく、一時は見捨てられていた品種でしたが、高品質なワインを生むと再評価され、今モリーゼの生産者たちが力を入れているブドウです。
また、1998年に誕生した東西に広がる生産エリア「DOCモリーゼ」では、伝統的なモンテプルチアーノやトレッビアーノに加え、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、カベルネ・ソーヴィニヨンなどの国際品種も栽培可能であり、冷涼な気候を活かした品質のよりワインが造られ始めています。
馬のチーズ「カチョカヴァッロ」
ひょうたんの形が特徴的な「カチョカヴァッロ」という名のチーズは、ここモリーゼの代表的なチーズです。
イタリア語で「馬のチーズ」という意味で、その名前の由来にはいくつかの説があります。
熟成する時に2つのチーズを紐でつり下げるため、その姿が馬にまたがっている様に見えるからという説と、もともとは馬のミルクで作っていたという説です。 今では牛乳100%で造られますが、味わいはマイルドで、若いものだとミルクの優しい甘みが感じられます。スライスしてサラダにかけてたり、厚めに切って表面を軽く焼いたり、食べ方は多様です。