トップ > アルザス > アルザス・グラン・クリュ
21 件中 1-20 件表示 1 2
価格5,720円(本体価格:5,200円)
価格5,280円(本体価格:4,800円)
価格10,120円(本体価格:9,200円)
価格4,400円(本体価格:4,000円)
価格13,090円(本体価格:11,900円)
在庫切れ
価格3,454円(本体価格:3,140円)
価格3,025円(本体価格:2,750円)
価格15,290円(本体価格:13,900円)
価格4,389円(本体価格:3,990円)
価格4,169円(本体価格:3,790円)
価格3,839円(本体価格:3,490円)
価格5,819円(本体価格:5,290円)
価格6,039円(本体価格:5,490円)
価格5,269円(本体価格:4,790円)
価格13,860円(本体価格:12,600円)
価格5,049円(本体価格:4,590円)
アルザス・グラン・クリュ
Alsace Grand Cru
フランス北部、スイスやドイツとの国境に位置するアルザス地方は、パリから約500kmの山岳地帯にあります。標高1,000mを超える山々が連なるこの地域は、17世紀から200年もの間フランス-ドイツの領地争いが続いた場所でもあり、その影響から今でもドイツの文化が色濃く根付いています。約130万人の人口のほとんどがドイツ語とアルザス語のバイリンガルであることも、その歴史の名残でしょう。
中心となるストラスブールの人口は25万人と小さな町ですが、その歴史を感じさせる可愛らしい雰囲気はフランス国内でも人気があります。夏場は避暑地として、また、クリスマスの時期は華やかなマーケット"マルシェ・ド・ノエル"が開かれるため、一年を通して観光客で賑わう場所です。
この土地の伝統的な木組みの家 "コロンバージュ" が残る旧市街は、世界遺産としても登録されており、町を流れる運河も見どころのひとつとなっています。
アルザス地方のブドウ畑はヴォージュ山脈の東側に集中しており、北部マルレンハイムから南部タンまでを結ぶ約170kmの美しい街道は "Route des Vins d'Alsace" 「アルザスワイン街道」と呼ばれ、アルザスのワイン産地を結んでいます。その道々に点在する村は全部で100あまり。その童話のような村の景観はフランスで最も美しいと言われるほどです。
AOCアルザス・グラン・クリュ
AOCアルザス・グラン・クリュは1975年に制定され、ワインは51の "リュー・ディ" (小区画)と呼ばれる決まった畑のブドウだけで造られています。制定当時はAOCは「アルザス・グラン・クリュ」だけが認められており、リュー・ディそのものには格付けがなされていませんでしたが、2011年からリュー・ディそのものがAOCとして認められるようになりました。
AOCアルザス・グラン・クリュは白ワインだけが格付けとして認められています。その指定品種は《リースリング》《ピノ・グリ》《ミュスカ》《ゲヴェルツトラミネール》の4品種です。ワインは品種をブレンドすることなく単一品種で造られることがほとんどで、その品種をラベルに表記するのが義務ではありませんが、一般的です。
アルザス地方のワイン生産量は年間およそ108万hlで、そのうちグラン・クリュはわずか4%、4.5万hlしかありません。このことからも、いかに厳しい基準で格付けがなされているかが分かります。
アルザス・グラン・クリュは手摘みでの収穫が義務付けられ、収穫量や糖度なども厳しく決められています。また、ラベルにはリュー・ディ名とヴィンテージを記載しなくてはならないという決まりがあります。
しかし、そんな中でも例外として認められていることが3つあります。
アルザス・グラン・クリュ・ゾッツェンベルク
アルザス・グラン・クリュ・アルテンベルク・ド・ベルクハイム
アルザス・グラン・クリュ・ケフェルコプフ
制定以前から上質なワインを長年造り続けてきた生産者にとって、格付けという制度は受け入れがたい側面も持っていたのかもしれません。それを表すかのように、グラン・クリュ区画を所有していても指定4品種以外のブドウを頑なに作り続ける生産者や、グラン・クリュをラベルに表記できるにも関わらず、あえて表記しない生産者がいるというのも事実です。
芯の強い小規模生産者によって支えられてきたアルザスのワインは、個性的な品種の特徴をしっかり味わえるのも魅力です。
アルザス・グラン・クリュの特徴
アルザスは5,000万年前に起きた地層の亀裂の影響で、石灰岩、花崗岩、砂や砂岩といった様々な土壌で形成されている土地です。そのことからテロワールの特徴も様々で、個性豊かなワインを楽しめる点も特徴と言えるでしょう。
この土地は標高が高いことから寒暖の差が激しく、ブドウは比較的ゆっくりと育つ傾向にあります。そのため、ブドウは晩熟で収穫も遅摘み。ヴォージュ山脈に遮られた地形は年間降水量が少なく、日照量に恵まれています。その豊かな日照量が、アルコール度数が高く凝縮感のあるワインを生み出すのです。
アルザス・グラン・クリュはほとんどが単一品種で造られることから、その品種の個性を存分に味わうことができます。ボトルの形も特徴的。ダークグリーンのすらりと伸びたスリムなボトルの使用が義務付けられています。
アルザス・グラン・クリュの使用品種
リースリング
ゲヴェルツトラミネール
ピノ・グリ
ミュスカ
アルザス・グラン・クリュに合わせたい料理とチーズ
この地域の伝統料理は、ドイツの影響を受けた "シュークルート" 。酢漬けのキャベツと肉の煮込み料理です。アルザス特有のピザ "タルトフランベ" や、もちもち食感のパン "プレッツェル" も忘れてはならないでしょう。
チーズは "マンステール" という個性の強いウォッシュチーズがあります。修道院で生まれた歴史あるチーズのひとつですが、その個性的な風味とねっとりクリーミーな味わいはアルザスのワインには欠かせないパートナーです。
アルザス・グラン・クリュの代表的な生産者
ドメーヌ・ヴァインバッグ Domaine WeinBack
ヒューゲル Hugel
マルセル・ダイス Marcel Deiss