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エマニュエル・ルジェ
Emmanuel Rougot
神様アンリ・ジャイエの正当な後継者の一人。テロワールとブドウの特性を最大限活かした唯一無二のワインを生み出す仕事人。叔父である、ブルゴーニュの神様と言われた伝説的生産者アンリ・ジャイエ
エマニュエル・ルジェを知るためには、まずはやはり、アンリ・ジャイエを語らなくてはなりません。いわずと知れたブルゴーニュの神様といわれる伝説的ドメーヌです。
アンリ・ジャイエが生産を始めたころ、ブルゴーニュには大量生産用のワインを作る生産者がたくさん存在しました。当時、ブルゴーニュのテロワールやピノ・ノワールという品種の特性や複雑さも上手く表現できずに、これらの評価は何れも低いものでした。
既に高い評価を受けていた、かのロマネ・コンティを筆頭に、DRCのワインでさえ、現在では到底考えられないほどの低い価格で取引されていました。
そんな時代の1945年、アンリ・ジャイエはメオ・カミュゼから特級のリシュブールを一部借り受け、キャリアをスタートさせました。
彼は、生涯このリシュブールという畑を愛し続けました。アンリ・ジャイエのリシュブールといえば、ワイン通の方なら一度は味わって見たいと思う幻のワインでしょう。
アンリ・ジャイエが0から造り上げた1級畑、クロ・パラン・トゥー
リシュブールと同様に、アンリ・ジャイエが心血を注いだ畑があります。それが1級のクロ・パラントゥーです。
クロ・パラントゥーは、特級リシュブールの北部に面した北東向きの斜面の1級畑ですが、アンリ・ジャイエがこの畑を手にした時には、二度の大戦で荒廃し、惨憺たる様相でした。アンリはこの畑を柔らかくし、健全なブドウが育てられるよう、心血を注ぎました。
クロ・パラントゥーは、まさにアンリ・ジャイエ自身が、自身の理想と哲学を表現できる畑をほぼ0から作り上げたものです。
アンリ・ジャイエがもたらした最上の哲学が、畑への敬意と、畑仕事への情熱、そしてテロワールの表現を目的とした栽培・醸造技術です。栽培面で有名なのは、自然的な栽培方式、極端な収穫制限などが挙げられ、醸造面では、低温でのプレ・マセレーション、自然酵母の使用などが有名です。
何よりも畑仕事にこだわり、手間を惜しまず、誰よりも長い時間を畑で過ごすべきという考え方でした。
アンリ・ジャイエが心血を注いだクロ・パラントゥーは、現在、メオ・カミュゼが0.72ha、エマニュエル・ルジェが南側の0.28haを分割し、所有されています。
アンリ・ジャイエから、甥であるエマニュエル・ルジェに
アンリ・ジャイエは後進の育成にも力を注ぎました。特に、エマニュエル・ルジェは1979年からアンリ・ジャイエの基でブドウ、ワイン作りの哲学を直接学び、最もアンリ・ジャイエと共に行動したと言えます。
1985年、エマニュエル・ルジェはアンリ・ジャイエの教えのもと、自身のファーストヴィンテージをリリースすると、アンリ・ジャイエはクロ・パラントゥーを含め、ヴォーヌ・ロマネの所有畑を徐々に引き継いで行きました。
アンリ自身は、1996年には引退へ向けて行動を始めていたといわれています。その後、2001年、ブルゴーニュの神様といわれたアンリ・ジャイエは正式に引退し、2006年にこの世を去りました。
アンリ・ジャイエの哲学を心から理解し、結果的に同じ結論に辿り着いた、エマニュエル・ルジェのワイン造り
エマニュエル・ルジェのワイン作りは決してアンリ・ジャイエのコピーではありません。自身で農学や手法を学び、ブドウの樹の成長や、妥当な収穫量の見極め、健全な畑やブドウに対して特別な敬意を払い、ブドウの新鮮さと酸を保ちます。その畑のテロワールとブドウの特性を最大限活かすために何をすべきかを考え、実践していくという、仕事人です。
その中でも根底にあるのは、アンリ・ジャイエの哲学です。
強い収穫制限や極力自然的な農法、選果台での房の選別、5〜7日間の低温でのプレ・マセレーション、自然酵母、コンクリートタンクでの発酵・除梗。その後の樽熟成では、特級の新樽比率は100%。1級でも50%で、瓶詰めまで最低でも20か月を要します。
こうしたワイン造りから、まさに畑のみならず、アンリ・ジャイエ・スタイルの正当な相続人と言われます。しかし、アンリ・ジャイエ・スタイルと踏襲した、というよりは、結果的に同じ答えに辿り着いた。という方が適切でしょう。
栽培面では、エマニュエル・ルジェはセレクション・マサールをした苗を栽培しています。これは、現在主流であるクローン(接木)選定ではなく、異なる長所・短所を持った個性的で良質なクローン(接木)を同じ区画内に植えることで、より、複雑なテロワールを表現していこうとするものですが、手間も時間も掛かり、あまり多くは採用されていません。
エマニュエル・ルジェの味わい
味わいは、華麗でエレガント。 時間と共に成長する複雑さと圧倒的なフルーツ感は徐々に厚さと深さを増していきます。輪郭は、上質なビロードのような質感と優雅さ、強いフルーツ感の中には森林のような爽やかさも混在しています。
エマニュエル・ルジェは、土壌、気候、ブドウ品種、人智、テロワールの全てを表現することだけを目的に、神様アンリ・ジャイエのスタイルを継承した唯一無二のワイン作りを行っているのです。