トップ > ボルドー > サン・テミリオン > サン・テミリオン衛生地区
30 件中 1-20 件表示 1 2
価格3,399円(本体価格:3,090円)
価格2,992円(本体価格:2,720円)
価格2,816円(本体価格:2,560円)
価格3,168円(本体価格:2,880円)
価格3,234円(本体価格:2,940円)
価格4,576円(本体価格:4,160円)
価格4,400円(本体価格:4,000円)
価格3,960円(本体価格:3,600円)
価格2,376円(本体価格:2,160円)
価格2,904円(本体価格:2,640円)
価格2,640円(本体価格:2,400円)
価格3,520円(本体価格:3,200円)
価格4,378円(本体価格:3,980円)
在庫切れ
価格2,420円(本体価格:2,200円)
価格3,773円(本体価格:3,430円)
価格2,970円(本体価格:2,700円)
価格3,850円(本体価格:3,500円)
価格7,700円(本体価格:7,000円)
サン・テミリオン衛星地区
Satellites de Saint-Emilion
サン・テミリオン衛星地区(Satellites de Saint-Emilion)。フランスを代表するワインの銘醸地ボルドー。そのボルドーの中でもドルドーニュ川の右岸にあるサン・テミリオン地区は、対岸の左岸にあるメドック地区と双璧をなす高級赤ワインの産地です。メドックがカベルネ・ソーヴィニョン種を主体とした繊細で優雅であるのに対し、メルロー種とカベルネ・フラン種で造られるサン・テミリオンは穏やかなタンニン、豊かなコクと円やかさを持っています。
この銘醸地「AOCサン・テミリオン」の北のバルバンヌ川を挟んだ所に位置している4つのAOCの総称が「サン・テミリオン衛星地区」です。
1,AOCサン・ジョルジュ・サン・テミリオン
2,AOCモンターニュ・サン・テミリオン
3,AOCリュサック・サン・テミリオン
4,AOCピュイスガン・サン・テミリオン
1936年にAOC認定された時点では6つの衛星区が存在していましたが、1973年に行われた行政区の変更などの影響もあり4つに編成されることととなりました。
野性味のある香り、AOCサン・ジョルジュ・サン・テミリオン
AOCサン・ジョルジュ・サン・テミリオンは約200haの広さにわずか23件の生産者のみの小さなAOCです。1973年の町村合併によりモンターニュ・サン・テミリオン村に吸収合併されましたが、ここで造られるワインに関してはAOCサン・ジョルジュ・サン・テミリオンと名乗ることもAOCモンターニュ・サン・テミリオンと名乗ることも出来ることになっています。が、多くの生産者はAOCサン・ジョルジュ・サン・テミリオンを好んで名乗っています。
メルロー種が主体でカベルネ・フランをブレンドしているこの地区のワインの特徴は色味がかった濃い紫色で、熟成されるにつれレンガ色に…カシスなどの赤系の果実味豊かな香りとスパイスの要素もあります。熟成させることで「野性味のある香り」が加わります。タンニン豊かで長期熟成向きですが若飲みも楽しめるタイプになっています。
優美で上品な味わい、AOCモンターニュ・サン・テミリオン
AOCモンターニュ・サン・テミリオンはサン・テミリオン衛星区のAOCの中では最も広く、ブドウの耕作面積は約1,600ha。標高も114メートルと最も高い位置にあります。生産者も220名と最も多く、ワイン生産者協同組合もあります。メルロー種が主体で、カベルネ・ソーヴィニョン種、カベルネ・フラン種。コット(マルベック)種を造っています。
この地区の特徴はルビー色の色調にサクランボなどの果実の香り。ピーマンやブラックベリーの香りも混ざります。バランスがとれた優美で上品さがあります。斜面の石灰質と斜面の梺の粘土質の土壌とで味わいも違っており、梺の粘土質の土壌は色調が濃くなり、タンニンと香りも力強いものとなります。一般的には若飲みタイプが多く、数年で飲み頃となります。手頃な価格のワインが造られる地区でもあります。
多様なテロワール、AOCリュサック・サン・テミリオン
AOCリュサック・サン・テミリオンはブドウの耕作面積約1,400ha、村の60%がブドウ畑という大規模なAOCです。基本的に家族経営ですが、そのうちの550haはピュイカズン・リュサック・サン・テミリオン・ワイン生産者協同組合によって運営されています。このAOCリュサック・サン・テミリオンの最大の特徴は多様性にあり、高原や丘陵地の斜面、小さな渓谷など多岐に渡るため土壌がそれぞれ異なります。
栽培品種はメルロー種が70%で、ブレンド用にカベルネ・ソーヴィニョン種、カベルネ・フラン種が作られています。この地区のワインの特徴は滑らかでフルーティ。絶妙なタンニンにより熟成されるほど味わい豊かになります。品質的にはAOCサン・テミリオンとほぼ同等ですが比較的多く出回っているため、価格がそれほど高くないのも特徴の一つです。
上品で複雑な香り、AOCピュイスガン・サン・テミリオン
AOCピュイスガン・サン・テミリオンはAOCサン・テミリオンに面しており、地区を隔てているバルバンヌ川に隣接した高原に広がる自然の恵み豊かな場所です。サン・テミリオン地区の丘周辺と同様、ブドウ栽培に適した土地で、川に隣接しているために霜の危険が少なく、秋の日照もよいためブドウがよく成熟します。生産者協同組合の組合員は150人で構成されています。
栽培されているのはメルロー種が80%でブレンド用にカベルネ・ソーヴィニョン種、カベルネ・フラン種、コット(マルベック)種が作られています。この地区のワインの特徴は色が濃く、熟れた赤い果実、ブラックチェリーの香り。軽やかな口当たりですが豊かなコクも味わう事が出来ます。