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バンフィ
Banfi
ブルネッロの知名度をアメリカで急上昇させたワイナリー
1990年代、ブルネッロワイン市場はアメリカで大輪の花を咲かせました。
この現象に大きく関わっていたのが、ハリーとジョンのマリアー二兄弟でした。2016年に78才で亡くなったハリー・マリアーニは、抜きんでた商才の持ち主でした。
1970年代、イタリアワインのアメリカへの輸入を直感で決意すると、まずランブルスコのワインの輸入を開始します。マリアー二兄弟が輸入したワイナリー「リウニーテ」のランブルスコワインは、またたくまにアメリカの食卓を席巻。1983年には、アメリカの輸入ワイン第一位となる1100万ケースがイタリアからアメリカに渡ったのでした。
この驚異的な成功で得た潤沢な資金を、マリアー二兄弟はイタリアの地に投資することを決心します。
1977年、高名な醸造専門家エンツォ・リヴェッラの助言を得て、マリアー二兄弟はモンタルチーノの土地2000ヘクタールを購入しました。
こうして誕生したのが、ワイナリー「カステッロ・バンフィ」だったのです。
イタリアのワイン文化とアメリカの資力の統合は、それまでアメリカであまり知られていなかったブルネッロのワインの普及に大きな役割を果たすことになりました。90年代半ば、マリアー二兄弟の輸入会社は、アメリカで最も大きな規模を誇る企業にまで成長しました。
ちなみに、「バンフィ」の名はマリアー二兄弟の大叔母にあたるテオドリーナ・バンフィに由来します。テオドリーナは、法王ピウス十一世を輩出したラッティ家の出身で、後にパンフィ家の養女になったミラノの貴族でした。兄弟は、自分たちの血統に誇りを持ち、バンフィの名をワイナリーに用いたのです。
現在、バンフィはモンタルチーノ、ボルゲリ、キャンティ、ピエモンテに醸造所を構える大企業に成長しています。 また、生産されるワインもジェームス・サックリングなどのワイン批評雑誌で90点台を獲得する常連となっており、企業とワインの質双方が充実していることを世に知らしめています。
バンフィの哲学
1984年9月12日、カステッロ・バンフィの発足式において、ジョン・マリアー二は次のように述べています。
「私たちの真摯な願いは、このプロジェクトがモンタルチーノの人々にも、イタリアの人々にも、アメリカ人にとっても幸福をもたらすものであって欲しい、ということです」。
マリアー二家の人々は、モンタルチーノに醸造所を建設すると決めたときから、ワイナリーの発展とモンタルチーノの繁栄が密接に結びついて欲しいと願ってきました。 マリアー二兄弟がモンタルチーノの地を選んだ理由に、歴史的な美に彩られた風土に加え、たぐいまれなるワインを生み出す「サンジョヴェーゼ」への敬意があったことは間違いありません。大地とブドウへの敬意、これはワイナリー発足当初から変わらない哲学なのです。
バンフィのブドウ畑
バンフィのブドウ畑は、モンタルチーノの南からオルチア渓谷付近にまで迫る2830ヘクタールに広がっています。ブドウ畑となっているのはその三分の一にあたる850ヘクタール、あとの土地にはオリーブ園、プラムなどの果樹園、未開発の森や草原が占めています。
また、ピエモンテ州に所有するブドウ畑は、ピエモンテ州南部ノーヴィ・リーグレからアックイ・テルメにいたる歴史的な46のクリュ、50ヘクタールに及びます。 さらに近年、キャンティ・クラッシコやスーパータスカンの生産のために、キャンティやボルゲリのブドウ園も入手しています。
バンフィの醸造技術
バンフィの醸造所の最大の目的は、ブドウの完全性を保持すること。あらゆる実験結果から得た研究をもとに、最新の技術を駆使して醸造が行われています。 継続的な研究は、サンジョヴェーゼのクローン選別、テロワールの研究、木材の調査など多岐に及びます。
こうした一連の研究は、バンフィ独自のスタイルとして「Horizon」という名のプロジェクトとして発足しました。 この研究の一環として生まれたのが、ぶどうの発酵を行う樽の発明でした。木材と鋼材を組み合わせたユニークな樽は、バンフィ特有のものとして知られています。適温を維持できるこの樽は、収斂性が少なくまろやかで苦味の少ないワインの醸造に最適とされています。
プロジェクト「Horizon」の魂はブドウ畑にあり、その心は貯蔵庫にあるといわれるほど、バンフィは貯蔵庫の構造にも最大限の注意を払っています。栽培から貯蔵にいたるまで、もれなくブドウの品質を死守する技術が施されています。 またワイナリー内部は訪問者すべてに公開されており、ワイン愛好家やモンタルチーノの美しい風土を楽しむ観光客に喜ばれています。
バンフィのワイン
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
また、ブドウの旨みを凝縮させるためにバンフィのブドウ園は低収量が常識。エレガントでありながら活力を感じさせるサンジョヴェーゼを心ゆくまで堪能できます。2年の熟成を経て完成します。
レッドフルーツの甘い香りと優しいスパイスが特徴のブルネッロは、奥が深くまろやか、ジビエや肉のグリル、熟成チーズと相性よく召し上がれます。 飲用する15分から20分前には栓を抜くのがベスト。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ポッジョ・アッレ・ムーラ
濃厚な赤色が特徴で、フレッシュな甘い香りが漂います。プラム、サクランボ、クロスグリ、ラズベリーに加え、チョコレートやバニラ、甘草などさまざまな甘味を鼻腔で楽しむことができます。
味わいはまろやかでタンニンも丸みを帯びており、清涼感とエレガンスが口腔内で快いハーモニーを奏でます。このワインに関しては、飲用前にとくに空気に触れさせる必要はありません。
前菜のサラミや生ハム、キノコのリゾット、トマトソースをベースにしたパスタ、肉のグリルや煮込みと一緒にどうぞ。