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価格7,128円(本体価格:6,480円)
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価格7,700円(本体価格:7,000円)
価格10,780円(本体価格:9,800円)
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価格17,050円(本体価格:15,500円)
価格14,190円(本体価格:12,900円)
価格8,789円(本体価格:7,990円)
価格6,039円(本体価格:5,490円)
価格16,390円(本体価格:14,900円)
価格17,490円(本体価格:15,900円)
ドルーアン・ラローズ
Drouhin Laroze
所有する畑15ヘクタールのうち、半分以上がグラン・クリュという、「ミスター・グラン・クリュ」の異名も持つドルーアン・ラローズ。1996年には念願のミュジニーも取得しています。その豪華なラインナップにして、価格は比較的リーズナブル。価格高騰が止まらないブルゴーニュの中で、良心的な価格を守り続けている、貴重なドメーヌです。
ドルーアン・ラローズの歴史
今や、名門ドメーヌとなったドルーアン・ラローズですが、その歴史は1850年まで遡ります。その年、ジャン・パプティス・ラローズ氏がジュヴレ・シャンベルタン村にブドウ畑を開きました。1919年に、スーザン・ラローズ嬢とシャンポル・ミュジニー村のアレクサンドル・ドルーアン氏の婚姻によって、ドルーアン・ラローズが産声を上げました。その後、5代160余年にわたってファミリーでワインを造っているのが、ドルーアン・ラローズです。
現在のオーナーは、5代目フィリップ・ドルーアン氏ですが、妻のクリスティーヌ、二人の子供たちキャロリーヌとニコラが、ドメーヌ経営を手伝っています。彼らは、ドルーアン・ラローズ6代目になります。
ドメーヌのブドウ畑のうち半分が、誰もがうらやむグラン・クリュにもかかわらず、ドメーヌの歴史上特筆すべき畑が、1996年にした取得したミュジニーの、たった0.12haの畑です。いまや、そこからできるドルーアン・ラローズのミュジニーは、ブルゴーニュファンの憧れの一つになりました。
ドルーアン・ラローズの特徴
ドルーアン・ラローズは15haの畑を持っていますが、そのうちの約半分がグラン・クリュだというのですから驚きです。さらに凄いことに、ブルゴーニュに、ボンヌ・マール、クロ・ド・ヴージョ、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ、ラトリシエール・シャンベルタン、シャペル・シャンベルタン、そしてミュジニーという、誰もが名前を知っていて、誰もが羨む、ベストエリアにある、6つの特級畑を持っていることです。
最後のミュジニーに関しては、たった0.12haにしか過ぎない畑なのですが、1996年に、ドルーアン・ラローズが競売によってそのブドウ畑を途方もない金額で競り落としたときは、ブルゴーニュの人々を驚かせました。そこから造られるワインは、年間600本ほどですが、すべてのブルゴーニュファンにとって憧れのワインの一つになっています。
5代目当主フィリップ・ドルーアン氏のワイン造りの哲学は、「ワインで一番大切なのは素材であるブドウです。ブドウがよければ、あえて何かをしようとしない方がよい」ということだそうです。恵まれたブドウ畑を持っているからこそ言える言葉でしょう。
ブドウ栽培は、テロワールの個性を生かし、その年の季節のリズムと、テロワールとのバランスを尊重し、ブドウの持っているポテンシャルを最大限に引き出すことに注力されています。
樽熟成の樽もあえて、最高級のトロンセ産を使わず、一段下のアリエル産を使っているのもそういう理由からです。このような努力の積み重ねによって、ブドウが本来持っている力を開花させたワインになるのです。
「ブルゴーニュの良心」と称された、比較的リーズナブルな価格設定
漫画「神の雫」にも登場したドルーアン・ラローズ。そのコミックの中でドルーアン・ラローズは、「ブルゴーニュの良心」と描かれています。実際、ドルーアン・ラローズのワインの値段は、錚々たるグラン・クリュのモノとは思えない良心的な価格設定なのです。価格が高騰しているブルゴーニュワインの中にあって、その高い品質に比して、とてもリーズナブルだといえるでしょう。
たしかに、安いといえる値段ではないですが、ドルーアン・ラローズのワインは、どのワインも当たりはずれがなく、最上級のテロワールをいかんなく発揮し、その個性が、ワインに表現されています。エレガントなのに、パワフルで、馥郁たる香りとフィネスをあわせ持っている、世界中のワインラヴァーが憧れるワインです。
とりわけ、年間生産量がたった600本のミュジニーは、完璧な完成度を持つワインの芸術品と言えるでしょう。