ヴォーヌ・ロマネの名家グロ一族のワイン　モダンで果実味豊かなスタイル

このワインについて

グロ家の本拠地であるヴォーヌ・ロマネは、最もピノ・ノワールらしい魅力に満ちたワインが多く生まれると言われます。このワインは、セメントタンクで醸造され、100%新樽のオークで12ヶ月熟成されます。グロのヴォーヌ・ロマネは、柔らかく比較的若いうちから楽しむことができ、コストパフォーマンスの高いワインとして人気を得ています。

生産者について

現在、グロを名乗るドメーヌは4つあります。グロ・フレール・エ・スールはその一つで、1963年に設立されました。設立したのは、グロ・フレール・エ・スールの現在のオーナーであるベルナール・グロの父親ジャン・グロの兄弟である、ギュスターヴと妹のコレットでした。彼等はベルナールからは叔父・叔母に当たりますが、残念ながら、子宝に恵まれず、甥であるベルナールにこのメゾンを引き継ぎました。 1984年、ベルナールはギュスターヴが亡くなると、コレットからこのメゾン引き継ぎ、ブドウの樹を植え替えるなどの改革を実行していきました。

現在、グロ・フレール・エ・スールは21haを所有していて、赤18ha、白3haとなっています。赤はピノ・ノワール100％、白はシャルドネ100％です。平均樹齢は25年。ワインは、セメントタンクで醸造され、バリックで熟成されます。新樽比率は、グラン・クリュで100％、プルミエ・クリュで50％です。全て、無濾過で瓶詰めされ、これにより、フレッシュで複雑なブドウのアロマを凝縮させていきます。

グロ・フレール・エ・スールの大きな魅力の一つが、そのバランスの良さにあるといえます。これにより、グラン・クリュでも、比較的早い時期に飲み頃に達します。