皆さんソーヴィニヨン・ブランってご存知ですよね？


今や世界各地で栽培されていて、フランスは当然のこと、イタリア、スペイン、アメリカやチリ、最近ではニュージーランドのものが高品質で有名です。


日本でも造っているほど、国際品種として様々な地で、様々な味わいをしたワインが巷に溢れています。


そんなソーヴィニヨン・ブランを使って、古くから 世界最高峰のワインを造っている産地が・・・


●サンセール


今や世界各国で、造られているソーヴィニヨン・ブランですが、その味わいの基礎となるのがこの地のワイン。


特徴としては、柑橘系を思わせるキリっとした酸味や、「火打石」を思わせる貝殻が含まれた土壌由来のミネラル感。


そしてなによりも独特な、ハーブを思わせる、いい意味で青臭い香り。よく 草原の香り 、なんて表現されています。


この香りに陶酔するワインラヴァ―も多い事でしょう。私もその一人です。


ちなみにここからは余談になりますが、先述のニュージーランドのワインは、サンセールのものと比べると、より鮮烈で果実感の強い香りや、ボディの強さを感じます。


おそらく、産地というよりかは「クラウディ・ベイ」の世界的な成功で、それに似たようなワインを生産者が造るようになった、というのが私の個人的な考察です。


余談は置いときまして、その歴史ある銘醸地サンセールの地で、1863年から、家族経営を続けている生産者が


●ドメーヌ・サンタンヌ


66haの畑を所有し、カベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネなど、様々なブドウを育てるドメーヌサンタンヌ。


彼らはサンセールにも畑を所有しており、もちろんソーヴィニヨン・ブランを栽培しています。


6世代に渡り、家族経営を貫くドメーヌ・サンタンヌの経営に、現当主の息子、フローリアンとボリスが参加したのが2016年。


彼らの参加が、ワイナリーに 新しい息吹をもたらし 、所有する畑の細やかな手入れや、最新の技術の導入などを行いました。


結果として、2016年以降、品質が向上。様々なコンクールでの受賞や、ガイド誌での評価によって、ドメーヌの名声は高まってきています。


今回紹介するのは、そんなドメーヌが所有する


●サンセールの畑のブドウを一部使用！


した品質も価格も◎なワインです！


通常、AOCワインであるサンセールは2000円台中盤から、いい生産者になると10000円を超えるものもあり、正直安くていいワインを探そうとすると、とても厳しい状況です。


その点、このワインなら安心！価格もお手頃ながら、より驚きのポイントがその味わい！


当店ソムリエが 「サンセールを思わせる、爽やかなハーブ感としっかりした酸、どこか上品さも感じられる」 とコメント。


しっかりとソーヴィニヨン・ブランの品種特性が表れていること、間違いなし！


安いIGP（AOCより緩やかな規定の地理的表示保護ワイン）だと、本音を言えば品質は 玉石混交。


こんなに美味しいのに、産地の関係でAOCを名乗れなくて、もったいない！というワインもあれば、粗悪品もあるなど、不安な部分もあると思います。


でもこのワインは、サンセールの畑のブドウを使ってるだけあって、品質も価格も本当に間違いなし！
安心してソーヴィニヨン・ブランに陶酔しちゃってください！