地中海からわずか10キロメートル圏内にワイナリーを構えるドメーヌ・レイヌ・ジュリエット。


南フランスのワイン産地といえば！なラングドッグに位置し、特徴的なAOCピクプール・ド・ピネの中心部で、 なんと6世代にもわたってワイナリーを続けています。


そんな由緒あるレイヌ・ジュリエットの名前の由来は、古代ローマが建設したローマ街道、ドミティア街道にあります。


紀元前118年ごろ建設され、イタリアとスペインを結ぶことでブドウ栽培にも強い影響を与えたとする、ガリア地方における最古の街道です。


一説によれば、その街道を通って訪問した女王がこの地に自分の名前を付けたのだとか。


その女王の名がレイヌ・ジュリエット。この街道に隣接していることから、女王の名前を冠したドメーヌを設立し、ワイン作りをおこなっています。


時を現代に戻し、ドメーヌ・レイヌ・ジュリエットは、2018年フランスにおける環境価値重視認定を取得します。一言でいえば・・・


●HVE認定！


環境保全のための活動を行っている農家や企業に対する認定で、フランス国内で最もレベルの高い認定のため基準も厳格に定められており、取得に際しても簡単ではありません。


しっかりワイン作りと、そのための環境づくりに向き合っている証拠ともいえるかもしれません！


テロワールを追求したプレステージ・キュヴェも作っている一方で、まず試したいのがスタンダードな1本。こちらはソーヴィニヨン・ブランを使っています。


ソーヴィニヨン・ブランといえば、フランスではロワール、新世界ではニュージーランドを始め、国際的に活躍しているブドウ品種。


その強烈な個性は、がっちりとファンの舌と心をつかんで離さない、 まさに病みつき品種！ かくいう私もそのファンのひとり！


レイヌ・ジュリエットは、そんなブドウ品種をシンプルに仕立て上げ、端的に申せば・・・


●素直に爽やかフルーティ！


パッションフルーツのようなトロピカルフルーツの香りと、ソーヴィニヨン・ブランらしい清涼感のあるハーブや爽やかな柑橘の香り。
非常に豊かな果実味とシャープな酸のバランスが良い、明るく爽やかな印象を持つ1本です。


ニュージーランドほど豊満でストロング・スタイルでもなく、ロワールほど硬質でスマートでもない、丁度いい塩梅！


かといって、樽を使ってひと工夫してあるとか、熟成を長めにとってあるとかそういったことでない、 実直にソーヴィニヨン・ブランを美味しく作りました 、という逸品！


そういったところにワイナリーの考え方や、作り手の想いなんかにも触れることができるのがワインの醍醐味でもありますよね。


そしてそんなファンの一人でもある私からの提案ですが、ぜひこのワイン・・・


●エスニックに合わせてほしい！


私自身はパッタイやガパオなどと合わせたのですが、食事とワインのハーブ香や柑橘系のハーモニー、ピリッとした辛さと果実味がマッチ！


他にも生春巻きやトムヤムクンとも合いそうですね！具材やタイプによるとは思いますが、カレーとも合うかも？


エスニック料理にはビールやハイボールが定番かと思いますが、ぜひ試してみてください！


HVE認定の南仏ワイナリーから！

ぜひエスニックに合わせてほしい爽やかソーヴィニヨン・ブラン！お試しください！