「タリー」の名を世に知らしめたのは、2006年にかの有名な「パリ・テイスティング」の30周年を記念して開催された「第 3 回米仏ブラインド対決」でのこと。「シャルドネ・ローズマリーズ」が白ワイン部門で優勝した事がきっかけです。

全米のワイン専門誌「ワイン・エンスージアスト」ではピノ・ノワールの生産者としても高い評価を受けます。

世界で最も影響力のあるワイン評論家ロバート・パーカーも華々しいストーリーを持つ「タリー」を大絶賛！お気に入りのワイナリーとして名前を挙げることもしばしばなのだとか。

彼はシャルドネ・ピノ・ノワールの両品種において最高の5ツ星の評価を与えているのです。まさにスーパースターを称するにふさわしい存在ですね。

タリーの物語は現当主ののブライアン・タリーの祖父オリヴァー・タリーが 野菜菜園を開いたところからスタートします。その後、隣接するエドナ・ヴァレーやサンタ・バー バラ・カウンティ エリアでブドウ栽培も開始。

品質の高さからカレラやオー・ボン・クリマなど著名ワイナリーにブドウを提供します。そしてオリヴァーの息子ドン・タリーがリンコン・ヴィンヤードで試しにブドウ栽培を始めたところ大成功となるのです。

今やアロヨ・グランデとエドナ・ヴァレーにもブドウ園を持つにいたります。

アロヨ・グランデ・ヴァレーAVAはカリフォルニア州のサン・ルイス・オビスポ群にあるブドウ栽培地域。フランシスカン・コンプレックスとして知られる岩盤の上に堆積した粘土質のローム層と石灰土の土壌。

太平洋岸から吹く涼しい海風と霧が気候を和らげ、「シャルドネとピノ・ノワールの故郷」として知られています。

「タリー」の赤を代表するピノ・ノワール　エステート。 1986年に最初のヴィンテージがボトリングされますが、なんとサン・ルイス・オビスポ郡沿岸で生産された最初のピノ・ノワールなのだとか。この地域がワールド・クラスのピノ・ノワールの銘醸地として証明されました。

クランベリーやラズベリー、繊細なオークの香り。レイニアチェリーや瑞々しいラズベリーとスモーキーな風味。ほどよい酸味と赤い果実味のフィニッシュで親しみやすく魅力的な仕上がりです。

5ツ星「タリー」のシグネチャー・レッド「ピノ・ノワール　エステート」をどうぞ！