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プルミエ・グランクリュに復活した人気シャトー 樽香豊かな肉厚なスタイル このワインについて メルロー70%、カベルネ・フラン24%、カベルネ・ソーヴィニヨン6%。37〜45年と比較的樹齢の高い樹が育てられ、いちばん古いメルローでは樹齢70年のものもあります。収穫後の丁寧な選果は除梗前と除梗後の合わせて3回行われます。4日間の低温マセレーションの後、アルコール発酵を行います。1週間の発酵のあと2週間程度の果皮浸漬が行われ、その間は毎日試飲をして浸漬期間を決定します。その後オーク樽の中でマロラクティック発酵を行っていきます。 18〜20か月間の熟成期間中、3か月に一度澱引きが行われますがコラージュはせず、軽くろ過して瓶詰めとなります。生産者について 眼下にブドウ畑がひろがるサンテミリオンの丘の上、ボルドーでも指折りの眺めのいい場所に、美しい白壁の醸造所、シャトー・ボーセジュール・べコはあります。サンテミリオンの第1特別級Bに格付けされています。 1985年に一度格付けを降格されてしまいますが、状況を改善するため、長年の友人であるミシェル・ローランをコンサルタントとして招き、ブドウの収量を抑えるなど品質の向上につとめた結果、1996年に再びもとの格付けを取り戻すことができました。所有する畑は16ha。力強く凝縮感のあるスタイルのワインを造っています。 |
上質なブドウを作ることで知られる、サンテミリオンの丘の上というボルドーでも指折りの立地に、シャトーはあります。
サンテミリオン特別1級Bに格付けされるシャトー・ボーセジュール・ベコは、古くから高い評価を得てきたシャトーでもあります。1985年に一度格下げとなったことがありましたが、醸造家のミッシェル・ローラン氏の助けなどもあり、1996年に元の特別1級Bに昇格。グングンその評価を上げています。
ミッシェル・ローランは2018年にコンサルタントを退きましたが、そのしっかりした樽香に力強くコクのあり、酒質が強いスタイルは非常に魅力的です。
この1999年は、外観は濃い鮮やかなガーネット。縁はやや琥珀色を帯びています。ブラックチェリー、ストロベリーなど層の厚い果実の香りに、スモークの香りが絶妙に絡む洗練されたアロマ。ドライハーブやスパイスなどのエキゾチックなニュアンスが感じられ、複雑な印象。スパイシーな香りに果実味と酸、タンニンが見事に統合された味わいです。熟成を重ねて、エレガンスにより磨きがかかった1本です