シャトー・クテは、サンテミリオンで4世紀以上続く家族経営のワイナリーです。 サンテミリオンの丘の上の恵まれた土地で、主にメルロー、カベルネフラン、マルベックを使ったワインをつくり続けています。

畑の土壌は、砂質と石灰岩の典型的なサンテミリオンの土壌で、ペーコキュと呼ばれる古くからその品質が認められている区画を所有しています。1875年にはここでつくられたワインがニコライ二世に献上されています。

実はこのシャトー、あのサンテミリオン・グラン・クリュ・クラッセAの「シャトー・アンジェリュス」と、プルミエ・グラン・クリュ・クラッセBの「シャトー・ボーセジュール・ベコ」に隣接するという超一等地に存在します！


アンジェリュスは2012年にグラン・クリュ・クラッセAに格上げされた、今大注目のシャトー、そしてボーセジュール・ベコはパーカー氏からも近年高い評価を受けるシャトーです。

シャトーの歴史は古く、かつてはドメーヌ・ド・フランという名で呼ばれていたことが知られています。その後、15世紀にフランソワ・クーテという人物がこのシャトーに名を付けたことが始まりです。

リブヌル市長も務めたトーマス・オージュローにも所有された過去もあり、当時から地元でも注目されていたことがわかります。

シャトーの最大のこだわりは、自然と共存しながらのワイン醸造です。なんと400年もの間、一度も除草剤や殺虫剤を使用したことがないという徹底ぶり。試験機関の調査で、ワインの中の残留農薬は完璧のゼロという結果が出ています。2012年に有機認証を取得しました。

また日本では、2019年11月にTBS系列「世界ふしぎ発見！」において、伝統を守り、農薬や化学肥料などを使わずに、持続可能なワイン生産に取り組むシャトーの一つとして取り上げられました!

このことがきっかけでその名が一気に広まり、国内でも大きな注目を集めています!