ボルドーを流れるドルドーニュ川の右岸に位置するAOC、カスティヨン・コート・ド・ボルドー。かつてはコート・ド・カスティヨンという名前で呼ばれていましたが、2009年に他のコート地区と統合。規定を満たしたワインのみが、カスティヨン〜のように、地区名の付けることが許されています。


比較的マイナーな地区ではありますが、品質の良いワインが多く作られ、メルローを中心にソフトでしなやかなワインを生み出しています。繊細なタンニンが豊かで、余韻のあるワインはファンも多いです。


そんなカスティヨンで、リーダー的存在の生産者として知られているのが、今回ご紹介するシャトー・プピーユ、彼らが造るワイン「プピーユ」が入荷しました！


かつて当店でも大人気だったプピーユ。メルロー100％で造られるワインは、丸みのあるタンニンと長い余韻が素晴らしく、長年多くのファンを作ってきました。


実は、漫画「神の雫」第9巻でも登場。そしてそこで語られているのが…、



●あのシャトー・ペトリュスと競い合った！



という事実！


90年代にスイスで行われたコンテストのブラインドテイスティングにて、同じ右岸の偉大なワイン「シャトー・ペトリュス」と最後まで1位を争ったことで一躍その名が知られるようになりました。「濃く、絹のように滑らかなワイン」と、高く評価されました。


現オーナーであるフィリップ・カリーユ氏は、89年頃からプピーユのワイン造りに参加。実はそれまでボルドー以外に南アフリカやアメリカ、ドイツなど世界中のワイナリーでワイン造りを経験し、そこで得た全てをプピーユに注ぎ込んでいます。


そんな彼の一番のこだわりは…



●完全有機栽培のワイン造り！



2005年から完全有機栽培に切り替え、2008年にはエコセール認証を取得。それだけでなく、サン・テミリオンに研究所を作ってしまう程のこだわり様なんです！


彼の夢は、なんと「一つのアペラシオン全てが有機栽培」を目指すこと！カスティヨン地区300シャトーが全て有機栽培になるように呼び掛ける、前代未聞の取り組みを行っているんです！


このプピーユも、もちろん完全有機栽培で造られたワインの一つ。その味わいは…、

濃厚な紫の色調。チェリーの様な果実感に、柔らかいオークの香り。リッチな口当たりで深みがあり、非常にバランスがとれています。凝縮感がありながらも酸・果実味・アルコール感、タンニンが高いレベルでまとまっており、さらに長い余韻が素晴らしい印象を残します。(輸入元資料参考)

今回は、カスティヨン地区でも素晴らしい年となった、2016年のご案内！


安定した気候の中でゆっくり成熟したブドウは、非常に凝縮感と酸のバランスが取れた素晴らしい出来となりました！


かつてあのペトリュスとコンテストで競い合った人気シャトーから！

有機栽培をこだわり抜いて造る、プピーユの新ヴィンテージをこの機会に是非お楽しみ下さい！