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商品番号 W-FR17102048
価格2,189円(本体価格:1,990円)
[20ポイント進呈 ]
申し訳ございません。ただいま在庫がございません。
フランス南西地方の銘酒として知られる カオール。
濃厚&パワフルなスタイル が人気で、見た目からして光を通さないほど濃い色調をしている事から、赤ワインならぬ 「黒ワイン」 なんて呼ばれたりもします。
「カオール=濃厚」という図式は、既に12世紀頃から人々に知られていたようで、ボルドーの生産者が自分たちのワインの力強さを補うために、カオールをはじめ南西地方のワインがブレンドされていた時期もありました。
近年ではカオールと名のつくワインでも、濃厚ながらマイルドで飲みやすい銘柄が人気を集めています。
しかしクラシックなカオールとは凄まじく強靭なワインで、若い頃はタンニンがあまりにガチガチでバランスが悪く、 長い熟成を経てこなれる事でやっと飲めるようになるものもあるほど!
この本格的なスタイルが飲みたくて、いざ熟成したカオールを探そうとすると、 市場に流通している数の少なさ に愕然とします。
ボルドーやブルゴーニュなどは、銘柄を選ばなければ数えきれない量の熟成酒が見つかるのに、同じく熟成で真価を発揮するカオールはなぜこんなにも出回っていないのでしょうか…。
飲みやすいモダンなカオールもいいけど、クラシカルな本来のカオールが開花した姿を見てみたい、今回はそんなお客様に胸を張ってオススメしたい、
●貴重な熟成カオールを発見致しました!
シャトー・トレイユ という名のこのカオール、ヴィンテージはなんと 1998年!
10年程度の熟成品すら見つけるのに苦労するカオールで、 約20年間もの熟成を経ているものはそうそう見つかりません!
90年代のカオールなんて、当店スタッフも飲むのが初めての者ばかりですが、さっそく1本開けて試飲してみる事にしました!
中心が黒みを帯びた濃いガーネット色、全体的に茶色味がかっており、色合いからある程度の熟成を経ている事が想像できます。
キノコを思わせるような熟成のニュアンスもあるものの、 香りで圧倒的に目立つのがスパイシーな印象!
黒コショウをはじめとした様々なスパイスを混ぜ合わせた感覚に、なめし皮、サラミ、ビーフジャーキーなどの乾燥肉的な香りも。
そして口の中に含めば、 このヴィンテージでは想像していなかった力強さ にビックリ!
確かにこなれた味わいではあるものの、強靭なタンニンが 「まだまだ現役!」 と言わんばかりに収斂性を見せつけ、 20年の熟成を経たワインとは思えないパワー で口の中をギュッと締めつけます。
そんなタンニンの存在感に隠れていますが、酸もしっかりしていて全体的なバランスが整っており、長期の熟成によってそれぞれの要素がまとまってきた模様、力任せのワインでは味わえない複雑味も備えています。
それにしても20年という時間を感じさせない凄いポテンシャル、瓶詰めされた頃はいったいどんなだったのか…と、 黒ワインと呼ばれるカオールのケタ外れな底力を感じさせてくれる1本 でした!
このように希少なだけでなく、今飲んでもパワフルで美味しいこのカオールですが、さらに信じられないのが…
●1980円! (税抜)
という、 極めてリーズナブルな価格 でご案内できるということ!
南西地方におけるヴィンテージの情報は少ないのですが、1998年と言えばボルドーでは良年として知られており、そう遠くないカオールも悪い出来ではなかったはず。
いずれにしても貴重なバックヴィンテージが、文句無しの完成度かつ このお値段で買えるのは衝撃的 ではないでしょうか…。
カオールなど南西地方という産地の知名度が低かったのは、近隣にボルドーという銘醸地が存在し、その影に隠れてしまったという事も理由の一つに挙げられます。
しかし近年は状況が変わり、フランスでも有数の濃厚ワイン銘醸地として知られるようになった南西地方、今後はこうしたバックヴィンテージも、さらに増えてくる事を期待したいものです!
流通量の少ない熟成カオール、1998年ヴィンテージ!
約20年の時間を感じさせない、現役バリバリで活躍するタンニン!
やっと飲み頃を迎えたクラシックなカオール、希少にもかかわらずこの控えめな価格は絶対お買い得です!