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商品番号 W-IT18090430
価格16,390円(本体価格:14,900円)
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「ワインの王」の別称を持つバローロ
このワインについて
生産者について
「ワインの王」の別称を持つバローロ
このワインについて
マルケージ・ディ・バローロは現在、130ヘクタールのブドウ園を所有しています。そのブドウ園から、バローロ、バルバレスコ、ネッビオーロ・ダルバ、バルベーラ・ダルバ、ドルチェット・ダルバ、ロエーロ・アルネイス、ガヴィ、モスカート・ダスティ、ブラケット・ダックイが生産されます。マルケージ・ディ・バローロのシンボルともいうべきバローロのブドウが収穫できるのは、これまた伝説的なクリュと呼ばれている「カンヌビ」、「コステ・ディ・ローゼ」、「サルマッサ」です。
バルバレスコは「セッラグリッリ」、ドルチェット・ダルバは「ボスケッティ」「マドンナ・ディ・コモ」、バルベーラ・ダルバは「パイガル」、ガヴィは「ガヴィ・ディ・ガヴィ」と呼ばれるそれぞれのブドウ園が存在します。
さらに、現在のワイナリー最高責任者エルネスト・アッボーナは新たに65ヘクタールの農園を購入しました。「カジーナ・ブルチャータ」と呼ばれているこのクリュは、2015年に「オーガニック農法」の認定を受けています。
国内外で高評価を得ているマルケージ・ディ・バローロのワインは、現在45カ国に輸出されています。とくに日本、香港、シンガポール、中国、韓国などのアジア諸国、オーストラリア、インド、モルジヴなどへの輸出が目立ち、バローロの銘柄の中では突出した人気を誇っています。
また、マルケージ・ディ・バローロの人気を証明するかのように、ランゲ地方への観光客がひきを切りません。整然とブドウが並ぶ美しい丘陵地帯に建つバローロ伯爵の城、それはまさに「ワインの王」の別称を持つバローロの象徴的景色といえるかもしれません。バローロというワインの味だけではなく、その背景にある美しい風景を見たいと切望するワインファンが世界中からやって来るのです。
生産者について
ワイナリー「マルケージ・ディ・バローロ」の歴史は、バローロの伯爵であったファッレッティ家からはじまります。ファッレッティ家の城が残るランゲ地方は、穏やかな丘陵地帯が続く風光明媚な土地です。このランゲでフランス流のワイン醸造が流行した当時は、将来バローロが「ワインの王、王のワイン」と称されるようになるとは誰も想像していませんでした。マルケージ・ディ・バローロの歴史が始まったのは、正確には1807年。バローロの伯爵カルロ・タンクレーディ・ファッレッティがフランス貴族の娘ジュリエット・コルベール・モレヴリエと結婚してからです。
ジュリエットは、太陽王ルイ14世の財政総監として活躍したジャン=バティスト・コルベールの曾孫に当たります。教養の高かったこのジュリエット・コルベールの助言により、バローロのワインは長期の熟成を経て生産されるようになり、ワインとしての価値を向上させたと伝えられています。
「ネッビオーロとバローロのテロワールの特徴をいかに良質のワインとして昇華させるか」、侯爵夫妻は生涯このテーマを追求し続けました。夫のカルロ・タンクレーディ・ファッレッティも、バローロの丘のブドウの木の保護のためにあらゆる手段を惜しまなかったといいます。
1864年、ジュリエット・コルベールは子供がないまま亡くなり、ファッレッティ家は断絶してしまいます。しかし、伯爵夫人が撒いた種はやがて花を咲かせることになるのです。
伯爵のワイン醸造業を継承したのは、アッボーナ家の人々です。ピエトロ・アッボーナにとって、城とともに伯爵所有のブドウ園を購入することは簡単なことではありませんでした。ただ、この地のワイン醸造業に黄金時代をという一念が、ワイナリーの経営を支えたのです。
アッボーナ家はその後も代を重ねてバローロのブドウと醸造業の伝統を守り、改良を続けています。そして、生産されるワインはイタリア国内外で高い評価を得ています。