美しい古代遺跡、ワイン産地として古くから有名なカンパニア州のポンテの町。

温暖な地中海性気候にも恵まれ、石灰を含んだ粘土質土壌にあるこの土地はワインをこよなく愛するギリシャ人、エトルリア人、ローマ人を魅了し、土着のぶどう品種アリアニコの栽培に取り組んできました。

ピエディ・ロッソも古代よりこの地にある品種ですが、ブレンドすることでワインにソフトで複雑な味わいを増すのです。

生産者、オコーネは1910年に創立しました。 カンパニア州のほとんどのワイナリーが北イタリアで全量売買していたころ、このオコーネ家は、自分たちのワインを造り始めました。

この地で忘れかけていた土着のアリアニコ、グレコ、ファランギーナなどのぶどう品種に着目し、伝統と革新の融合をテーマにしたまさに新進気鋭の造り手です。

この魅惑的なアール・ヌーボースタイルのラベルは1920年代に使用されていた造り手オコーネのポスターで、当時の「自由」の象徴であった「女性と花」をテーマにした作品です。 「ボゾヴィッチ」はラベルを手掛けたデザイナーの名前だとか。

古くから伝わるオコーネ家のレガシーを守りつつ、パッケージ造りにもこだわり新世代の心をつかもう。

「ボゾヴィッチ　コレクション」はそんなオコーネのミッションの象徴なのです。

10月中旬に手摘みで収穫。除梗破砕後に温度管理されたステンレスタンクで発酵、マセラシオンを20日間行います。マロラクティック発酵後、バリックの旧樽で6ヶ月間熟成。ステンレスタンクで落ち着かせた後、ボトリングします。

ルビーレッド色。桑の実などの赤い果実やスミレの花の香り。ドライフルーツや甘草、クローブ、チョコレートやタバコなどの複雑なニュアンス。しっかりとしたボディ、柔らかくエレガントな口当たりが特徴です。

トマトソースのパスタ、お肉料理、熟成チーズのお共に。食卓にエレガントな彩りを加えてくれます！