ポルトガルのワインと言えば ポートワイン！


スペインの シェリー や同じくポルトガルの マデイラ と並ぶ、 世界三大酒精強化ワイン にも数えられるポートワインの歴史は古く、1756年に 世界で初めて原産地管理法が導入された地域 でもあります。


畑には カダストロ と呼ばれる格付けがあって、A〜Fまでのランクで厳格に区分け、また同じポートワインの中にも様々なタイプがあり、多くの人々を魅了する銘酒を産み出してきました。



このポートワイン、「世界三大」などと言われるだけあって、上質なものではなかなかお値段が張ってしまいます。


ヴィンテージ・ポートの貴重なものともなれば、時に何と 10万円 くらいの値をつけるものもあったりするポートワイン、そこまでいかないまでもある程度質の高いものは数千円はするので、 気軽に楽しめるものとしてはちょっと射程距離外な感じです…。



そんな中今回入荷してきたポートワイン、 かなりのお値打ちもの！


タイプは 「トウニーポート」 と呼ばれる、黄褐色に変化させたポートワインの種類で、普通はルビーポートとホワイトポートのブレンドで造るところですが、ここでご案内するポートは 黒ブドウ100％で造ったコダワリ品。


これを造る カーヴェス・メッシアス の自社畑は、先ほどご紹介したポートワインの「カダストロ」において、なんと 100％最高ランクのＡクラス に格付けされるという、 「超」がつく良質なポートワイン を造る生産者！


さらに300の契約農家のうち、何と 85％がＡクラスの畑 であり、こんなに高い割合で最高ランクの畑のブドウを使うのは、 トウニーポートでは珍しい事 なんです！



またトウニーポートは通常、温暖な河口の街 ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア のセラーで保管されますが、カーヴェス・メッシアスの樽熟成を行うセラーは、内陸部の ドウロ渓谷 にあります。


夏は40度近くまで気温が上がり、冬はマイナス5度近くまでになる 寒暖差のある気候 が、ワインに熟成感と骨格を与え、その後ボトリングをヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアで行っています。


高品質でありながら、価格は 1,000円台 というかなりリーズナブルな ポートワインの掘り出し物、 ポートにあまり馴染みの無い方も、ぜひ一度お試しください！