ワイン愛好家の間で大流行を見せている オレンジワイン！


何かと話題に上り、日本のワインショップでもよく見かけるようになりましたが、実際に味わったことがまだない方も多いのではないでしょうか。


そもそもオレンジワインとは、白ブドウを発酵させる際に果皮の色素が移り、液体がオレンジ色になった時点で果皮を取り除いたもので、大きな分類で言えば白ワインの一種。


聞くだけならシンプルなこの醸造方法が、 従来の白ワインとは一線を画す独特の風味 を産み出し、新たなワインのジャンルとして世界的なブームを巻き起こしたのです！



そんな注目のオレンジワイン、主にヨーロッパの産地を中心に生産されていますが、日本産ワインでの例はあまり聞きません。


オレンジ色を出せる品種が日本国内では少ないという事情もあるのですが、ここで思い出して頂きたいブドウが…



●甲州！



日本固有のワイン用品種として名高い甲州は、 他国に負けない品質のオレンジワイン が造れるポテンシャルも秘めているのです！


しかしピンク色をしたその果皮と一緒に「醸す」事で、オレンジの色調を産み出す事は比較的容易な一方、香りの成分が多い関係で味わいに特有のエグ味が出てしまう事もあります。


甲州で素晴らしいオレンジワインを造るには、色を出しつつも味わいを損ねない、高い知識と醸造技術を兼ね備えていなくては実現できません。



ここでご紹介するオレンジワインを造るのは、そんな 甲州のスペシャリスト として知られる大和葡萄酒さんによって造られた作品。


甲州を長年研究し続け、日本産ワインで飽くなき挑戦を続けているワイナリーですが、近年はオレンジワインにも非常に力を入れており、なんと…



●オレンジワインの起源とも言われているジョージアから、醸造用の壺「クヴェヴリ」を輸入までしてしまう熱の入れよう！



今回に限らず、その発想にはいつも驚かされるところですが、まさか巨大なクヴェヴリを本場から取り寄せるなんてスケールが違いますね…。



そんな大和葡萄酒さんから、 「KAMOSHI」 という名前のオレンジワインが当店に入荷、さっそく試飲してみると…

〜テイスティングコメント〜 外観は甲州種特有のやや薄い藤紫色ではなく、醸しを行った事による美しいオレンジ色。 ライム、レモン、白桃、グレープフルーツの香りのニュアンスが穏やかで、 果皮由来の色素、香り成分が抽出され、ふわっと優しい 印象です。 そして種由来からも渋み成分が抽出され、 高い酸は穏やかに、複雑味のある液体 となっています。 甲州の特徴でもあるフレッシュでスッキリとした味わいに、厚みとコクが増した、 「子供心を持ったダンディーな大人」 をイメージさせてくれるワインです！

オレンジワインという新たな側面を見せてくれた甲州、そのポテンシャルの高さを改めて感じると共に、大和葡萄酒さんの確かな腕を再認識しました！


赤と白両方のニュアンスを持ち合わせ、様々な料理と合わせやすいのも良いところです。


ちなみに「KAMOSHI」は 数量限定生産、 大和葡萄酒さんでの在庫も既に底が見えているそうなので、日本産オレンジワインの傑作を味わえるこの機会をお見逃し無くご検討ください！



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