ブルゴーニュ白ワインの銘醸地として名高いシャサーニュ・モンラッシェ村。 実は、ピノ・ノワールの生産も多く、良質な赤ワインが多く造られています。


このワインを造ったのは、ドメーヌ・ポール・ジュアール。本拠地のシャサーニュ・モンラッシェ村以外にも、バタール・モンラッシェにグラン・クリュの畑を持つ、この銘醸地で代々伝わるワインメーカーです。1990年頃までは主に赤ワインを造っていましたが、それ以降、白ワインも造り始め、今では、赤、白どちらのワインも良質なものを造る生産者です。


現当主のポール氏は７代目。1992年から、父ガブリエルさんの右腕としてワイン造りを始めました。2003年父亡き後は、最新鋭の設備を存分に活用し、ぶどうとテロワールの持ち味をより引き出すべく、丁寧で真摯なワイン造りを続けています。


この赤ワインは、良く熟したラズベリーやカシスなどの芳醇なベリーの香りと、野性味を感じるほのかなスパイシー感があり、豊かな果実味とエレガントでフレッシュな酸味、きめ細かいタンニンの調和が見事です。


有名なシャルドネだけではない、シャサーニュ・モンラッシェ村のピノ・ノワールの魅力を十分に堪能することができる素晴らしい赤ワインです。