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白桃のフレッシュな香りに花のアロマ このワインについて ワインの特徴としては、まっすぐでフルーティー、豊かな印象です。柑橘のスッキリした味わいと酸も生き生きと感じられます。このワインを育む土壌は一億年前のジュラ紀中期のウミユリ石灰岩で、岩山の西側は急斜面で泥炭土。逆側の東斜面は傾斜も緩やかで石灰岩と泥炭土で形成されています。また、火打石の一種である「珪質結核」を含む粘土質であることから、ワインはミネラル感をしっかり感じる辛口な仕上がりとなっています。 サン・ヴェランのシャルドネは白桃のフレッシュな香りに花のアロマが感じられます。ナッティーなニュアンスと共にスパイスやハチミツなどの濃厚さも楽しめるでしょう。 生産者について ブルゴーニュの二大銘醸地「コート・ド・ニュイ」と「コート・ド・ボーヌ」をさらに南に下っていくと、ボージョレ地区の手前に「マコネ地区」が現れます。シャルドネ村があることから「シャルドネの生まれ故郷」とも言われているこの地域は、上質なシャルドネを生み出すことでも知られています。マコネ地区は南北35km、東西10kmの地域でブルゴーニュ地方においては比較的温暖な地域と言えるでしょう。その地区の一番南に位置するのがサン・ヴェラン村です。 サン・ヴェラン村は《奇岩》で有名なソリュトレの岩山の周りに位置し、その周囲には『プイィ・フュイッセ』『プイィ・ロシェ』『プイィ・ヴァンゼル』とサン・ヴェラン村と共に村名AOCが認められている村々が並んでいます。 また、このあたりからは25,000年前の人類の痕跡や住居跡などの遺跡が発見されるなど、歴史的にも興味深い地域となっています。マコネ山から続く樹木に覆われた穏やかな丘陵地帯と、ソリュトレのごつごつとした岩山という二面性を持つこの地域は、ブルゴーニュ地方において、最も修道士たちの力が注がれた土地でもあります。マコンの伯爵であったギョーム1世が909年にクリュニー修道院を設立し、ベネディクト会修道院の厳しい戒律に従い「祈り、働け」という精神の下でブドウ畑を開墾したのです。そうした修道士たちの努力によって、この地はワインという素晴らしい遺産を受け継ぐこととなりました。 マコネ地区では、白ワインの生産量が多く、全体の7割を占めます。赤ワインとロゼはガメイとピノ・ノワールから造られ、赤白共にコストパフォーマンスが高いワインとなっています。 |
ブルゴーニュ南部マコネ地区フュイッセ村に17世紀から8代に渡り畑を所有する、家族経営の造り手ドメーヌ ティベール。
現当主クリストフ・ティベール氏は、2001年にマコン地区の最優秀若手醸造家に選出された経歴の持ち主。また、ギド・アシェット2001年の評価においては、マコネ地区で唯一3つ星を獲得した、知る人ぞ知る、実力あるドメーヌです。
このサン・ヴェランは、まっすぐでフルーティー、豊かな印象です。柑橘のすっきりとした味わいと生き生きとした酸が感じられます。土壌由来のしっかりとしたミネラル感も持つ、フルーティな辛口ワインです。